RBA HOME> RBAタイムズHOME >2013年 > コスモスイニシア「ザ・ロアハウス代々木初台」 3.5層のトリプレット含む27タイプ 「ザ・ロアハウス代々木初台」完成予想図 |
コスモスイニシアは7月31日、同社のタウンハウスシリーズ第3弾「ザ・ロアハウス代々木初台」が完成したのに伴い、報道陣向けに見学会を行なった。 物件は、京王新線初台駅から徒歩7分、渋谷区初台2丁目に位置する地下1階地上3階建て全27戸。専有面積は43.46〜72.36u、価格は3,688万〜7,098万円、坪単価は289万円。竣工は平成25年7月。5月から販売が始まっており、これまで17戸が契約済み。 2006年から取り組んでいる同社×生活者×大学研究室の3者協同プロジェクト「COCOLAB0(ココラボ)」の一環で、重層長屋をテーマに東京藝大 美術学部建築科 元倉研究室、東京電気大 未来科学部建築学科 山本研究室、共立女子大 家政学部建築デザイン学科 堀研究室との共同研究を元にデザインしたのが特徴。 建物は、2棟構成。東西に細長い旗竿状敷地を利用し、南棟には大間口の窓を設け、北側棟との間には通り道≠設置して住民同士のゆるやかなつながりを生み出している。住戸プランでは土間付き、メゾネット、トリプレットなど全27戸がそれぞれ異なるプランになっている。 「ザ・ロアハウス」は、3年前から供給しているもので、人気の住宅街の第一種低層住居専用地域に立地する「邸宅地の割安な価格設定」がコンセプト。デザイン性、永住性、アフターサービスに力を入れているほか、食洗機、ミストサウナなども標準装備。共用施設や駐車場、エレベータを設置せず、モデルルームも設けないことなどで周辺相場より1割から1.5割ぐらい価格を抑えている。
◇ ◆ ◇ 基本的には、過去のセボン、現在のオープンハウス・ディベロップメントが供給しているものと同じだ。圧倒的に価格は安い。比較にはならないが、三井不動産レジデンシャルが2年前に分譲して瞬く間に売れた「パークリュクス初台」は315万円ぐらいだったから、今回の物件はやはり安い。 ただ、メゾネットタイプはともかく、3.5層のトリプレットというのは記者のような年配には受けないだろう(同社もそのような層をターゲットにしていないが)。 このマンションでは洗濯物の外干しは規約で不可にするそうだが、室内干しをする場合でも、洗濯機から洗濯物を取り出し、干すところまで階段を上り下りしなければならないタイプもある。記者は洗濯物を抱えて階段を上り下りすることを考えただけでゾッとする。3大学の先生も学生さんもきっと洗濯などしたことないのだろうと思った。今度、同じものを供給するときはつるべをつけて欲しい。
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(牧田 司記者 2013年7月31日) |