先制に沸く住友不販ベンチ
(延長サドンデス)
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伊藤忠・渡辺 悔いても悔やみきれない2失策 住友・越前、伊藤忠・渡辺の両投手の投げ合いで始まった試合は後半にもつれ、結局、住友が延長サドンデスを制した。伊藤が好救援。伊藤忠は6回に神の本塁打と森田の適時打で一度は逆転したが、エース渡辺が最終回、自らの痛恨の失策で同点に追いつかれた。 0−0で迎えた6回、住友不販は1死から2番深作がチーム2本目の安打を放ち暴投で2進した2死後に4番前田の平凡な投手ゴロを渡辺がはじき1、3塁。前田が2盗を企てた間に深作が本塁を陥れ先制。逆転された直後の7回には1死1、2塁から1番山口の投手内野安打と悪送球で同点に追いつき、延長サドンデスでは疲れの見える渡辺から前田の死球と暴投で2点を挙げ、さらに伊藤の2点2塁打で試合を決めた。 |
住 友 席打安点 |
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先発の越前は6回を2失点、最終回はエース伊藤がピシャリと締め勝利を手繰り寄せた。 伊藤忠は渡辺の力投が報われなかった。力でねじ伏せる昨年までの投球ではなくコーナーを突く投法に転換して好投したが、後半は疲れがありありだった。自らの2失策が命取りとなった。自責点はゼロ。 ○ 古賀監督 越前も伊藤もよかった(勝利の方程式完成に満足そう) ○ 前田 僕のピッチャーゴロ? 振り切っているから相手の失策を誘った(いい性格をしている。何事もプラス志向だ) ● 面高監督 反省はするが後悔はしない(毅然と前を向いた) ● 渡辺 みんな頑張ってもらったのに … あれが全て(自らの失策を悔いる。記者はミスを多くしたほうが負けると書いたが、まさか渡辺本人が2失策するとは夢にも思わなかった) ● 川嶋 渡辺は昨年までとは違いますよ。シュートを覚えたんです。速球と同じ速さで内角をえぐる。あれは打てないですよ(渡辺はそのシュートを1球も投げなかったようだが)
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(牧田司記者 平成24年7月6日) |