RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 > 旭化成リフォーム 子育てを終えた夫婦向けに吹抜けリビング提案 ![]() 内観イメージ |
旭化成リフォームは10月23日、記者発表会を開き、旭化成ホームズが過去に供給したヘーベルハウスへのリフォーム提案強化の一環として2階床ヘーベル版を取り外すことで大きな吹抜け空間を実現するリフォーム商品「ヘーベルハウス リメイク Welliving (ウェルリビング)タイプ」を10月25日(木)から発売すると発表した。 50〜60代を中心とする子育てを終えた2人暮らし夫婦が対象で、2階の余剰空間を吹抜けに転用することで1階と2階の空間連続性を高め、「つかずはなれず」の程よい距離感の居場所を楽しむ「大人のリビング」を提案している。 間取りの特徴として、プロトタイプには@吹抜けのある1階リビング「Welliving (ウェルリビング)」A吹抜けに面して2階に設けた夫の居場所「Wellounge (ウェルラウンジ)」B子どもの帰省の際に宿泊できる「ゲストルーム」を設けている。 現在、へーベルハウスのストック約23万棟のうち築20年以上が約9万棟、そのうち約4割が2人住まいだというから、約3.6万棟が具体的なターゲットになる。 工事対象は、既存ヘーベルハウスのうち軽量鉄骨軸組ブレース構造2階建て住宅で、販売価格は従前床面積124.03uを110.63uにリフォームしたプロトタイプで1,480万円(税込)。販売目標は年間200棟。 ◇ ◆ ◇ 子育てを終えた2人住まいの夫婦向けの提案としては面白い。ヘーベルハウスの鉄骨構造躯体だからこそできるリフォームで、 LDK 中心のリフォームを考えている層への新たな提案としては魅力あるものに映るかもしれない。木造在来では考えられないことだ。 2 層吹抜けの大空間が素晴らしいことは言うまでもない。 同社がこのような新しい提案を積極的に行うようになりリフォーム件数は従来と比べ4〜5割増えているという。 まあしかし、プロトタイプからは何やら役割を終え、仲間からも疎んじられているオスの野良猫が隅に追いやられ、家主として老いてもなお盛んなメス猫が快適な空間を独り占めする風景を想像してしまうが、これは記者だけか。 |
(牧田 司記者 2012年10月23日) |