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ポラス中央住宅「ライフピア新宿中落合」

初の都内西部で「ピアキッチン」搭載


「ライフピア新宿中落合」完成予想図

 ポラスグループの中央住宅が10月下旬に分譲するマンション「ライフピア新宿中落合」のモデルルームを見学した。実用新案取得済みの同社オリジナルの対面キッチンのカウンターとダイニングテーブルの機能をあわせ持つ「ピアキッチン」を標準装備した都内初の物件で、なかなかの好物件だ。

 物件は、西武新宿線下落合駅から徒歩4分、新宿区中落合2丁目に位置する7階建て全72戸の規模。専有面積は54.92〜94.92u、予定価格は3,600万円台〜8,700万円台(予定最多価格帯3,800万円台)、坪単価は230〜240万円になる模様。竣工予定は平成25年11月上旬。施工は川村工営。設計は永山建築設計事務所。販売代理は東京中央建物。

 建物は、南側の前面道路に面したところが近隣商業、その奥が第一種低層住居専用地域、さらにその奥が第一種住居専用地域に立地。住居は南向きが21戸、東向きが25戸、西向きが26戸の3棟構成のコンパクトタイプが中心。

 64uのモデルルームは、数年前から埼玉の物件で採用している対面キッチンのカウンターとダイニングテーブルの機能をあわせ持つ「ピアキッチン」と食器棚(ダストボックス付きバックカウンター・吊戸棚)をそれぞれ標準装備し、開閉の両方にソフトクローズ機能がついている引き戸を採用しているのが特徴。また、壁の角は巾木も含めて丸みを持たせ、主寝室のサッシには洗濯物が干せる「ハンガーレール」を設置するなど細かな配慮もしている。

 同社マンションディビジョンのマネージャー・楠木貴久氏は「昨年、都内では8年ぶりに供給した『浅草』(28戸)が完売した。今回の『ライフピア中落合』は都内西部で分譲する初の物件だが、他社にはないオリジナルのピアキッチンなどで差別化を図り、価格競争には巻き込まれない。これから分譲する『三郷中央』(63戸)や『柏』(39戸)につなげたい」と話した。

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 専有面積が64uしかない割にはプランはよくできており、他のプランも間口を広くする工夫を行っている。「ピアキッチン」もなかなかのスグレモノだ。

 同社は戸建てメーカーとしては埼玉や千葉ではかなり知られているが、マンションは地盤とする埼玉・東武伊勢崎線などで年間2〜3棟ぐらいしか供給がない。都内ではほとんど無名≠ノ近い。都内で積極展開するには、知名度が低いのをどうカバーするかだが、戸建て部門と連携を図れば十分勝負できると思う。商品企画に力を入れることだ。


「ピアキッチン」

(牧田 司記者 2012年10月9日)