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第1回 不動産6社野球大会 12月10日(土)実施

三井がやや優勢だが大混戦 各チームに優勝の可能性

 住友不動産、東急不動産、野村不動産、三井不動産、三菱地所、安田不動産の「不動産六社対抗野球大会」が12月10日(土)大宮健保グラウンドで行われる。5日、その開催要項が発表された。

 試合は予選リーグと決勝リーグに分かれ、5イニング制で、試合時間は予選が1時間、決勝は1時間20分。残り時間がある場合はタイブレーク方式(1死満塁)で攻防。時間がない場合は5人×5人でジャンケン。投手に対する指名打者を認める。

 組み合わせは、予選8:30〜9:45が東急不動産−住友不動産、安田不動産−三井不動産、9:45〜11:00が三菱地所−住友不動産、野村不動産−三井不動産、11:00〜12:15が三菱地所−東急不動産、野村不動産−安田不動産。決勝は12:30〜14:00が3−4位決定戦と5−6位決定戦、14:00〜15:30が決勝戦。

◇    ◆    ◇

 6社の野球大会が行われるというのは以前から聞いていた。予選は6チームが総当りかと思っていたが、それぞれが2試合を行い、順位を決めるようだ。組み合わせによって有利不利がありそうだし、優勝するには3試合を戦わなければならず、最後まで余力を残しているチームが優勢だ。現段階で各チームの戦力は未知数だが、RBA野球大会の戦跡を参考に勝敗を占ってみた。

 投手力だけなら、草野球の星・中須を擁する(出場すればの話)住友不動産が1枚も2枚も上だ。中須を打てる打者は他のチームにはまずいない。強いてあげれば安田の西沢ぐらいだ。しかし、真っ向勝負になったら西沢も打てない。5イニングで10三振は奪える力がある。

 住友に続くのは安田か。先発は肩を痛めている西沢でなく岩間だろう。秋の状態を保っていれば3試合は十分持つ。中須にはかなわないが、今回の対戦相手なら完璧に抑える力がある。

 三井不動産も侮れない。6大学野球で実績のある相澤はRBAでも投げていないので投げられる状態にないようだが、木下、室谷、溝口がいる。相手関係を考えれば3人とも5回は持つ。もちろん、相沢が投げられる状態であれば優勝も狙える。

 東急の又地はRBAの準々決勝戦のタイセイ・ハウジー戦で痛打を浴び10失点した後遺症が心配。立ち直っていれば互角以上に戦える。

 三菱地所は平井だろう。打たせて取る技巧派だけにぶんぶん振り回す相手なら術中に陥れるか。

 野村不動産はまったく分からない。以前、RBA大会にも参加していたことがあるが、当時の主力が出場するとなるとみんな40歳以上。やや分が悪いとみたが、絶好調のプラウド≠フブランドに恥じない戦力を整えてくる可能性もあるか。

 打線は、 @三井不動産A三菱地所B安田不動産・東急不動産−の順。個人の打力では安田の西沢がトップ。中須は打てないだろうが、他の投手ならピンポン球のようにはじき返す。ただ、安田は下位打線が極端に弱い。

 守備力は、不安がある住友と不明の野村を除き拮抗している。そこそこ守れるはずだ。住友は中須が投げ、普通に守れば優勝も狙えるが、失策で走者を出すと2盗、3盗を許し、失策で失点する場面も想定される。中須は1イニングに2三振ぐらい奪わないと苦しい。

 以上、総合力を100点満点のレーティングとして次の通り評価したが、不確定要素が多く、「やる気」が勝敗のカギを握る。どのチームも優勝が狙えると見た。当日は、午後は先約があるので取材できないが、予選リーグは取材してレポートしたい。

1 位 三井不動産  80 点

2 位 安田不動産  78 点

3 位 住友不動産  77 点

4 位 東急不動産  76 点

5 位 三菱地所   75 点

――  野村不動産 −−

(牧田 司 記者2011年12月6日)