サンフロンティアが消耗戦制す　小林が逆転サヨナラ本塁打

サンフロンティア消耗戦制す小林が逆転サヨナラ本塁打

菱重エステート　 11点差を跳ね返すも及ばず

　炎天下の消耗戦をサンフロンティア不動産が制した。小林が逆転サヨナラ３ランを放った。品川が満塁弾を放った。11点差を跳ね返し一度は逆転に成功した菱重エステートはエース佐々木が最後は力尽きた。

　サンフロは午前中、中央区の大会の準々決勝戦に出場し、中里が初回に満塁弾を浴びて敗退したあとのダブルヘッダー。ナインは渋滞に巻き込まれ30分遅れての試合開始となったが、バテバテの消耗戦を小林の渾身の一振りで試合を決めた。

　初回は、相手エース佐々木から４つの四死球を絡め９番品川の満塁弾、４番平井の２ランなどで一挙11点を奪い試合を優勢に進めた。逆転された４回の裏には、無死２、３塁から１番小林が左翼土手まで運ぶ３ランでサヨナラ勝ち。

　　　
左からサンフロ二宮監督、平井、品川

　先発の品川も２番手の中里も球威も制球も欠き、11点差をひっくり返される展開となったが、最後は奥田が何とかしのいだ。

　菱重エステートはさすがに怪物佐々木も酷暑に勝てず。11安打を浴び14失点、８四死球を乱発した。３回に４番佐々木、７番鈴木、３番杉谷がそれぞれ本塁打を放ち同点に追いつき、４回には１番佐藤が１死満塁から適時打を放ち１点勝ち越したが、２塁走者の冨永が本塁憤死したのが痛かった。

○ 二宮監督　勝たしてもらった。うちはピッチャーがいなかった

○ 小林　レフト方向に飛んだのは分かったが、自分でもよく分からなかった。本塁打は５年振りぐらい

○ ナイン　決勝は安田学園出の秘密兵器がいる（祝勝会で）

● 茂木監督　藤井が６打席連続四死球ですよ（データはないがおそらく大会記録）

● 藤井　四死球？　僕が小さいからでしょう

● 佐々木　ごめんなさい。昨日、プールで遊びすぎちゃったのがいけなかったかも

● 世良　あそこは返球がそれると思ったが … （５回、藤井の安打で冨永が本塁憤死した場面を振りかえって）

● 山野　見出しは〝草野球の巌流島〟ってのはどうですか（待たされて負けたといいたいのだろうが、巌流島にしては双方のレベルが … ）

　　
左からサンフロ品川、中里、野崎

　　　　
左から菱重杉谷、佐々木、鈴木

　　　
左が菱重のラガーマン山野と脇（左がサッカー用靴を履く山野、右がラグビー用靴を履く脇）

（牧田司記者　平成23年7月10日）