RBA HOME> RBAタイムズHOME >2011年 > 「コミュニティ支援はラグビーで」大京アステージ黒住昌昭会長 |
前回は三菱地所レジデンスのコミュニティ支援について紹介したが、このほかデベロッパー各社もコミュニティ支援に力を入れている。 大京グループのマンション管理会社、大京アステージもその一社だ。同社が取り組んでいるコミュニティ支援活動の一つに朝市「マルシェ」がある。マンションの集会室やエントランス、中庭などを利用して新鮮な野菜などの食材を産直販売するものだ。 また、「不用品出張買取サービス(住まいるリユース)」や、マンション近隣の病院から医院長を講師として招いたセミナーなども積極的に行っている。セミナーは高齢者を中心に人気も高いという。 ◇ ◆ ◇ 同社の会長で高層住宅管理業協会の理事長も務める黒住昌昭氏は次のように語ったことがある。 私見ですがと断った上で、「わたしは騒音問題にもペット問題にも住民同士のトラブルに対してバレーボールをやっちゃいかん。ラグビーをやれ≠ニいっています。バレーボールを批判する意味じゃありません。仕事の取り組み姿勢についてです。つまり、バレーボールは相手の球(声)をブロックしちゃう。これをやっちゃいかんと。ラグビーのように球(声)を全て受け止める。そして、その球を誰か適任者にパスすればいいんだと。そのような活動はコストもかかるかもしれないが、やがてそれが強みになり、差別化につながっていく」と。 なかなか示唆に富んだ言葉だ。 住友不動産/東京建物 マンションコミュニティ支援活動(8/16) |
(牧田 司 記者 2011年8月16日) |