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圧倒的人気呼ぶか　大京「ライオンズ外苑の杜」

「ライオンズ外苑の杜」完成予想図

　大京の「ライオンズ外苑の杜」を見学した。価格が未定なのではっきりしたことはいえないが、圧倒的な人気を呼びそうなマンションだ。

　物件は、JR総武線信濃町駅から徒歩8分、新宿区南元町に位置する７階建て全92戸の規模。専有面積は63.76〜97.70�u、予定価格は4,400万円台〜12,500万円台（予定予定最多価格帯7,800万円台）。販売予定は7月下旬。竣工予定は2013年3月25日。設計は日建ハウジングシステム。施工は鉄建建設。

　信濃町駅圏のマンションは平成の時代に入ってからほとんど供給がないはずだ。希少性が高い上、住環境にも恵まれている。敷地の北側には高速道路が走っているが、明治記念館、赤坂御用地、迎賓館赤坂離宮などがすぐ側で、明治神宮外苑も徒歩10分圏にある。南向きの上層階からはこれらが一望できるはずだ。新宿御苑にも歩こうと思えば歩ける近さだ。

　建物は、高さ約5.5メートルの擁壁をめぐらし、住居棟はその擁壁の上に配置されている。モデルルームの設備仕様レベルも高い。大理石や御影石、天然木がふんだんに用いられており、好みの問題でもあるが、デザイン・カラーリングもなかなかいい。キッチンは「ピュアライト スタイルキッチン」と呼ばれる南面に面した使い勝手のいいコの字型が採用されている。

　問題は、価格がいくらになるかだが、予定価格からすると南向き住戸でも坪単価は400万円ぐらいで、そうでない住戸は400万円を切るのは間違いない。記者の相場観からすれば、立地・環境からすれば坪単価は400万円〜430万円といったところではないかと推測する。近隣には比較する物件がないが、安田不動産ほかが近く分譲する御茶ノ水駅の「ワテラス」は坪単価420万円以上となりそうだ。この「ワテラス」も割安感があるが、さすがにこの「ワテラス」を上回る単価は設定しづらいかもしれない。敷地には一部借地権が設定されており、単価が低い理由かと思ったが、借地権が設定されているのは全体の５％にしか過ぎない。

　同社のフラッグシップ「ザ･ライオンズ」をどうして冠さなかったのが不思議なくらいだが、価格によっては申し込みが殺到するかもしれない。

　　
アプローチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外観

エントランスホール