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三井不動産住宅サービス エース不在 タナボタ1勝

 
逆転サヨナラ勝ちに喜びを爆発させる住宅サービスナインとサヨナラ打を放った南川

1
2
3
4
 
合 計
東急不動産

13

三井不動産住宅サービス
7x

 

14
(4回時間切れサヨナラ)

 

21年ぶり復帰 東急不動産 勝利目前で逸勝 

 三井不動産住宅サービスが拾い物の一勝を挙げた。2年目エース井上は管理組合の総会出席のため欠場、代わって登板した二河、北島はピリッとせず 13 失点したが、最終回、相手の自滅により6点差を跳ね返しサヨナラ勝ちした。 21 年ぶり復帰の東急不動産は、泣くに泣けない逸勝=B身長160センチ台のエース中村は14失点したが、自責点は6のみだった。

 先制したのは住宅サービス。初回、2つの四球と敵失から無死満塁の好機を作り、4番の主砲藤元が左翼越え満塁本塁打を放った。同点にされた3回には、藤元と6番平田の長打で3点を奪い再びリード。6点差とされた最終回には、1死1、2塁から連続敵失でチャンスをもらい、5番中村秀の適時打で3点差に追い上げ、 6番平間は三振に倒れ、万事休すかと思われた。しかし、7番近江、8番中村慎の連打で同点とし、最後は2順目の打席に回ってきた代打南川がサヨナラ打を放った。

 かつての剛速球投手北島はリードした4回途中から登板、1死を取ったのみで7死四球を与え 7 失点した。

 相手のエース不在で勝利を9分 9 厘手中に収めていた東急不動産は、土壇場でまさかのサヨナラ負け。天国から地獄に突き落とされた。試合後のナインは声も出なかった。


満塁弾を放った住宅サービス藤元

  東 急  席打安点
E 米 谷4 2 0 0
C 津 島4 1 1 1
4  中 村0 0 0 0
F5熊 本4 3 1 4
DH 谷 口3 0 0 0
打 若 津1 1 0 0
D 泰 道3 3 1 2
走8秋 山1 1 0 0
B 佐 藤2 2 0 0
打3望 月1 0 0 0
H 畠 山3 1 0 2
4  吉 岡0 0 0 0
A 樽 本3 2 1 1
G 関 根3 2 1 2
9 中村賢0 0 0 0
振球犠      
1 13 1  3118512
……………………
住 宅  席打安点
A 中村健3 2 0 0
F 松 原3 1 0 0
G18北 島3 2 0 0
D 藤 元3 3 2 4
E 中村秀3 3 1 1
B 平 田3 3 1 2
C 近 江3 3 1 1
H 中村慎3 3 1 2
@81二 河1 0 0 2
打 南 川2 1 1 2
振球犠      
4 6 0  2721 712
……………………
投 手 回安振球責
中 村3.2 7 4 6 6
……………………
二 河3.0 3 1 4 4
北 島0.1 1 0 6 7
二 河0.2 1 0 3 1
本塁打 藤元
3塁打 平田 2塁打 関根 泰道 藤元

 4点を追う東急は3回、2番津島と3番熊熊本の連打に2つの敵失を絡め4点を返し同点に。3点リードされた4回には、ストライクが入らない北島から7死四球を選び、5番泰道の適時2点打で同点、さらに再度登板した二河から9番関根の2点打などでこの回一挙9点をもぎ取り、勝利をモノにしたかに思えた。

 「身長? 言えません」という小兵の中村友は7安打を浴びながらも粘り強い投球を見せたが、味方の3失策がことごとく大量失点につながった。

○南川 こんな試合初めて(敗色濃厚の最終回、先頭打者として代打で登場。四球を選び、最後は2順目でサヨナラ打を放った)

●谷口監督 僕の采配ミス。全員を出場させようと選手を変えすぎた(ポジションが変わらなかったのは1番のショート米谷と8番の捕手樽本だけだった)

●藤江マネージャー うちのチーム? ヤクルトみたい。辛い(みんなが落ち込む中、ナインを気遣い冗談を飛ばした)

  
東急不動産中村投手と藤江マネージャー(藤江マネージャーは身長153センチとか)

  
一度は逆転して沸く東急ベンチ

 

(牧田司記者 平成22年6月21日)