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第22回RBA野球大会 抽選会直前 優勝戦線を占う

日曜ブロックの本命にはタイセイ・ハウジー


  第22回RBA野球大会の抽選会が本日夜(5月27日)、ヒルトン東京で行われるが、抽選会を前に今年の優勝戦線を占ってみた。本日の抽選会場で各チームから取材し、最終的な予想記事を改めて書きたい。

今年も大本命 旭化成ホームズ 水曜ブロック

 水曜ブロックの◎は旭化成ホームズ。大本命だ。走攻守とも穴がない。無安打でも得点できる機動力はRBAナンバー 1。北寒寺、佐藤、三好、山本ら好選手が揃う。投げてはエース今野が健在だが、「あいつは球が速い」とエースも脱帽する慶大卒の新人村山投手が入社、厚みが一層増した。村山投手の活躍ぶりに注目したい。

 ○はリスト。エース藤井は横浜−関東学院卒で、大学選抜で3番を打ったとか。本職は野手だが、旭化成打線をして「彼が一番いい」と認めさせた。旭化成ホームズ戦は失策から敗れたが、展開次第では逆転もあるとみた。今年2年目の岩島の飛躍もありそうだし、可愛くて聡明な奥さんのバックアップは期待できないかもしれないが、新婚の主砲・杉山も燃えている。ベテラン海藤は歳を取るごとに上手くなっている。

 ▲は住友林業。エース稲田は、強気一辺倒のピッチングから打たせて取るピッチングに切り替えてから、制球力がアップした。他にも数人投げられる。打力アップが課題。

 △は、復調なった主砲の岡住ら打線がいい東急リバブル、2年目のエース篠原の成長が期待できる伊藤忠ハウジング、安定感がピカ一の小森投手を擁するオークラヤ住宅、エース伊藤を中心に若手の成長が著しい住友不動産販売、高速スライダーが決まれば打たれない2年目の北原投手がいるオープンハウス、メンバーが集れば強い積水ハウス東京、技巧派篠原投手のいるちばリハウスなどが虎視眈々。

4強が抜けた存在 日曜ブロック

 ◎は前年の覇者・清水建設にしようと思ったが、思い切ってタイセイ・ハウジーにした。作新学園で甲子園を経験しているエース佐藤は安定感が増した。元ベイスターズの千葉英も制球難を克服できれば打たれない。西武入りした涌井の 2 番手だった千葉政も肩痛が癒えればエースの座も狙える。投手王国だ。未確認情報だが、修徳−神大卒スラッガー田母神が入社という情報を得た。田母神と千葉英が活躍すれば、貧打を解消できるとして本命に抜擢した。

 ○は清水建設。エース小寺は昨秋から急成長。金子とのバッテリーの息もぴったり。若手の頑張りにベテランも奮起しムードは最高だ。

 ▲は東電不動産とケンコーポ。東電不動産は、昨年は延長で涙を飲み初優勝を逸したが、エース清水は肩痛なければ負けない。主砲田中は日曜ナンバー 1打者だ。

 ケンコーポはエース小笠原はまだまだ進化しそうだ。打力は高齢化進みやや下降気味だが、笠は相変わらず勝負強く、ベテラン渡辺は巧打に磨きをかけている。

 この4強がやや抜けた存在で、△は強打者揃いのナミキ、昨年の防御率ナンバー 1 投手井上を擁する三井不動産住宅サービス、6大学公式戦で9勝をあげている 2 年目の慶大卒の相澤が投げられれば怖い存在の三井不動産、チーム育ての親&ス居正仁氏の旭化成ホームズ社長就任で燃える旭化成リフォーム、技巧派に転身を図りつつある東投手のいる三井不動産販売などに印をつけたが、後は混戦だ。

(牧田 司 記者 5月27日)