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RBA初参加の青山メインランド

1人3役こなす吉井晃氏(42)は元横浜ベイスターズ


吉井氏

 

 会社設立24年目、投資用マンション事業とファミリー向けマンション事業をメインにして業績を伸ばしている青山メインランドが第22回RBA野球大会に参加する。

 野球部監督で部長を務め、投げてはエースの1人3役をこなすのは元横浜ベイスターズの投手だった同社総務部次長・吉井晃氏(42)だ。

 早速、同社野球部について自己分析してもらった。「当社に入社したのは8年前。社長(西原良三氏)から『野球部を作ってくれ』といわれまして、私が中心となって部を立ち上げ、不動産健保野球大会に出場し、5〜6年前は連続3位になったこともあるんですが、ここ2年は参加しておらず、2部に降格されました。

 RBAの存在は以前から知っていましたが、レベルが高そうで参加する資格があるのかと思っていました。今回参加を決めたのは、同業のデベロッパーさんとか建設会社のチームもたくさん参加されていますので、当社の認知度をあげ、元気のあるところを見せたいということから参加を決定しました。会社の全面的なバックアップで参加することができました」

 戦力・抱負については、「一応、私が投げますが、肩がさび付いています。100キロは出ますかね。運動をしていませんので下半身もダメですね。野球経験者? 大学までやっていたのが4人ぐらい。後は中学、高校まで。部員は約20名。アラフォーが中心のチームです。1回戦突破が目標」という。

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 吉井氏の話から判断すると、日曜ブロックで8強入りする力はないと見た。しかし、5〜6年前は不動産健保大会で3位の成績を残していることから判断して、抽選次第では決勝トーナメント入りする力はあると見た。目標の「1勝」の可能性は十分ありそうだ。

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 吉井氏は、北海道出身。1968年生まれ。旭川実業高では主将で全道大会ベスト8、北海道工業大でも主将として全国大会に出場。大卒後、社会人野球の地元の名門たくぎんの投手として活躍。得意球はシュート。

 1992年ドラフト6位で横浜ベイスターズに入団。1軍公式戦記録は1993年のみで12試合に登板、11回3分の2投げ、防御率は3.86。1995年に現役引退、横浜ベイスターズの打撃投手、一軍マネージャーを歴任し2000年に退団。縁があって同社に入社した。

 入団当時の横浜はそうそうたるメンバーが揃っていた。「佐々木さん、盛田さん、齋藤さん、屋舗さん、市川さんなどテレビしか見られない人と一緒に 1 軍キャンプに参加できたときは感激しましたね。でも、レベルの違いを見せ付けられました」

 プロの世界は厳しい。同期にプロ球団に入団した選手は70人ぐらいいるが、現在も現役で活躍している選手は松井(エンゼルス)、豊田(巨人)、菊池原(オリックス)、佐伯(横浜)のみ。

 現役を退いてからマネージャーを経験したのが今に生きている。「野球漬けの毎日ですから、ビジネス書なんか全然読みませんでしたが、マネージャーを経験しマネジメントについて教わったのが現在も生きています。草野球は楽しいですし、区の子どもたちにプロのOBとして野球を教えるのも楽しいですよ」

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 写真でも分かるように、身長176センチ、84キロの吉井氏はどこか西城秀樹さんに似ており、とても40歳過ぎとは思えないハンサムボーイだ。武器はシュートだそうだが、性格はやさしそうで、胸元をえぐるような球は投げない(投げられない)と見た。

 同じ横浜ベイスターズ出身者としては、タイセイ・ハウジーの千葉英投手がいる。千葉投手が投げられればの条件はつくが、元ベイスターズ投手同士の投げあいが見られるかもしれない。

(牧田 司 記者 5月19日)