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モリモト「アールブラン新百合ヶ丘」早期完売へ


「アールブラン新百合ヶ丘」完成予想図

 

 モリモトの「アールブラン新百合ヶ丘」を見学した。モデルルームオープンが1月30日。これまで来場者は300件にのぼり、30戸が契約・申し込み済みというから好調な売れ行きを見せている。

 物件は、小田急線百合ヶ丘駅から徒歩9分、または新百合ケ丘駅から徒歩12分、川崎市麻生区百合丘二丁目に位置する5階建て全58戸の規模。専有面積は約51〜85平方b。価格は60平方bが2,900万円台、 70平方bが3,800万円台、75平方bが4,500万円台。坪単価は190万円。竣工予定は平成22年12月下旬。設計・監理はアトリエ・ファイブ、デザイン監修は山本・堀アーキテクツ、ケーオーデザインスタジオ、施工は田中建設。

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 人気の第一の要因は、人気沿線で、2駅の利用が可能という立地条件だ。現地は高台の頂上で、百合丘駅からはかなりの坂になるが、新百合ヶ丘駅はそれほどでもない。

 価格もぴったりだ。記者の相場観からすれば坪単価200万円。200万円を切るようだと早期完売ができると読んでいたが、その通りだ。

 デザイン・設備仕様も価格以上の価値がある。「クレッセント」ではなく「アールブラン」にしただけのことはある。

 外観・外構デザインは、同社の人気物件「萩中」や「三軒茶屋」などを手がけた山本・堀アーキテクツ。インテリアデザインはグッドデザイン賞を受賞した「ディアナコート成城翆邸」と同じ押野見邦英氏。磁器質タイルの床、浴室ダウンライト、琉球畳の和室、モザイクタイルを使用した洗面室が標準仕様となっている。

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 現地の道路を挟んだ対面には5年前に野村不動産が分譲して即日完売した「プラウド新百合ヶ丘」(32戸)が建っている。当時の分譲単価は185万円。ネット広告だけで200件の反響を集めた物件だ。

 モリモトの物件は即日完売を逸したが、戸数は倍近く市況も異なる。プラウド≠ニ互角の仕様部ができるのだからたいしたものだ。「モリモトのマンションだから見学に来た」というお客さんもかなりいたというから、同社のブランドはかなり浸透しているとみていい。

(牧田 司 記者 2010年2月22日)