藤和不動産・近鉄不動産 京都烏丸で176戸の「四条烏丸クロスマーク」分譲 「四条烏丸クロスマーク」完成予想図 |
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「マスタープランには、京都らしさが息づくこの地にふさわしい美と匠を細部にまで凝らし、外構には日本瓦の庇に畳石、たや垣など京の町屋の佇まいを継承。エントランスホールは町屋の路地のように心やすらぐ静謐な空間の創出を目指しました」とあるように、外観の低層部には様々な工夫が凝らされている。 御池通、四条通、五条通、河原町通、烏丸通、堀川通の幹線が「田の字」を描くエリアであることから「田の字地区」と呼ばれる。「歴史的都心地区」とも呼ばれ、平成19年から建物の高さ制限が45mから31mに引き下げられ、同エリア内にある「職住共存地区」は31mから15mに引き下げられている。 物件の敷地面積は3,237u、建物は11階建て全176戸。専有面積は約42〜92u、1期の価格は3,150万〜7,180万円(最多価格帯4,500万円台)。設計・監理は礎一級建築士事務所、施工は青木あすなろ・中川建設共同企業体。完成予定は平成23年1月上旬。 ◇ ◆ ◇ 京都の市場については全く分からないが、すごいマンションが分譲されるものだ。坪単価は215万円だ。東京その他の地域からセカンドハウス用など申し込みが殺到することはないのだろうか。興味津々だ。 記者は今日、芦屋市の「景観地区」でのマンション不許可には異論を唱えたが、京都の建築物の絶対高さ制限には賛成だ。歴史的な街並みを保全するため国費を投入してもいいと思う。それだけ価値がある街だ。中層マンションも正直、建てて欲しくないが…機会があったらモデルルームを見学してレポートしたい。
【訂正】昨日(15日)は、「坪単価は260万円ぐらいだろうか」としましたが、1期は215万円です。 |
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(牧田 司 記者 2010年2月16日) |