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フージャースコーポ 「継続企業の前提に関する注記」を解消

 

 フージャースコーポレーションは2月8日、平成22年3月期第3四半期決算を発表。前年同期と比べ売上高は半減したが、営業利益、経常利益、当期利益を確保。収益が改善したことから「継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況」の注記の記載を解消した。

 売上高は192億円(前年同期比50.9%減)、営業利益は13億円(前年同期は9億円の営業損失)、経常利益は8億円(同23億円の経常損失)、当期利益は8億円(同41億円の純損失)。

 「継続企業の前提に関する注記」解消については、年間販売戸数1,500戸(販売代理物件を含む)の目標を達成する見込みであり、販売在庫が圧縮され、支払期日を延期していた建設会社への工事代金は平成22年1月をもって支払いを終了。保有物件の事業計画の見直し、分譲事業の再開及び資産売却に注力しており、金融機関への返済条件見直しもすすんでいることから、注記記載を解消したとしている。通期の業績予想の変更はない。

(牧田 司 記者 2010年2月9日)