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30代独身女性 住宅購入適齢期は31歳 ノムコム調査

 野村不動産アーバンネットは12月15日、女性のための住みかえサイト「ノムコム・ウーマン」(http://www.nomu.com/woman/ )に「30代女子300人に聞きました!みんなのホンネ調査」(http://www.nomu.com/woman/honneresearch/)を開設したと発表した。

 「30代女子300人に聞きました!みんなのホンネ調査」は、「女性」と「メディア」の戦略的マーケティングに特化したトレンダーズと共同で、30代独身女性の「住まい」にまつわる意識をリサーチしたコンテンツ。

 第1回のコンテンツ「今の住まい、未来の住まい 〜住宅購入に関する意識リサーチ〜」では、@「住宅購入に関心がある」が60%A住宅を購入したい年齢は平均39歳B30代独身女性の13人にひとりは既に住宅を購入済C購入した年齢の平均は31歳――などとなっている。

 住宅購入に関心をもつ最大の理由は、「家賃がもったいないから」が43%で、「自分の好きなデザイン、間取りにアレンジできるから」が21%となっている。30代独身女性の現在の居住スタイルは、「実家暮らし」が42%、「賃貸で一人暮らし」が39%となっている。

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 独身女性がマンションを購入する動きは、バブルが崩壊し、マンション価格が大幅に下落した平成 7 年ころからだ。それまで住宅ローン融資に消極的な金融機関も融資するようになり、融資条件も緩和されてきたのが動きに拍車をかけた。

 今では、マンション需要層の大きな層の一つになっている。コンパクトマンションが総じて売れ行きが好調なのは、独身女性が市場を支えているからだ。この動きは益々加速する。現行のローン減税の面積要件「50平方メートル以上」を「30平方メートル以上」に緩和すべきだ。

 それにしても、既購入者の購入時期が平均31歳というのは驚きだ。30歳を超えると、一生独身かもと考えるからだろうか、それとも「而立」するという自覚からだろうか。両方とも当たっていると思うが、しっかり将来の生活設計を立てている独身女性が浮かび上がる。独身男性がマンションを購入する動きはないわけではないが、独身女性ほどでない。イソップの「アリとキリギリス」を思い出した。言うまでもなくアリは女性で、キリギリスは男性だ。

手塚民主党議員「ローン減税の対象面積を30uに」(4/19)

収穫多かった「女性のマンション購入☆応援フェア」(4/19)

(牧田 司 記者 2010年12月16日)