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大和ハウス 中国・無錫で戸建て・マンション400戸開発


呉博園の開発用地

 

 大和ハウス工業は11月29日、同社の中国での不動産開発としては4番目となる無錫市新区呉博園の開発用地を落札したと発表した。無錫市で日系企業が単独で不動産開発を行うのは初めてとなる。

 同社は1983年から中国への住宅の輸出と建築を始め、1985年には上海の外国人(主に日本人)向けの賃貸住宅の建設と運営を開始。以降、上海、北京、天津、大連の4都市で同事業を展開。現在は、大連、蘇州の2都市で分譲マンション開発を行っている。

 大連市では初めて分譲マンション「頤和香 (イワ・シャンゼリゼ)」を手がけ、28棟975戸の分譲マンションおよび商業店舗を販売。蘇州市では日系企業初の単独で18棟902戸の分譲マンション「和風雅致(グレース・レジデンス)」を開発。2009年7月からは、大連市で日系企業が中国で開発する物件としては最大級の約2,000戸の分譲マンション・商業施設の複合開発「頤和星海(イワ・セイカイ)」を開発している。

 今回の江蘇省無錫市の中国呉文化博覧園では、戸建住宅とマンションを組み合わせた約400戸を中国人高所得者層を顧客ターゲットに分譲する。

(牧田 司 記者 2010年11月29日)