圧倒的な価格の安さと環境のよさが人気 東レ建設他「シャリエ市川」 「シャリエ市川」完成予想図 |
今年もっともよく売れたマンションのひとつになりそうな物件を紹介しよう。東レ建設(事業比率 80)・宝町クリエイト(同10%)・長谷工コーポレーション(同10%)の3社JV「シャリエ市川」だ。10月上旬から販売開始されており、現在までに約8割が契約済みだ。駅からやや距離があるだけに価値がある。 物件は、都営新宿線本八幡駅から徒歩19分、またはJR総武線市川駅からバス10分、徒歩6分の市川市宮久保1丁目に位置する11階建て全216戸の規模。現在分譲中の1期2次(10戸)の専有面積は68.81m2〜93.04m2、価格は2,800万円台〜4,200万円台(最多価格帯2,900万円台)、坪単価は141万円。竣工予定は平成23年7月上旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。 関係者も驚くほどの売れ行きを見せている最大の要因は、アクセスに難はありながら、そのハンディを克服して余りある環境のよさと圧倒的な価格の安さだ. 現地は精工舎の跡地で、学校法人「昭和学院」に近接しており、大小の公園や商業施設、教育施設なども整っている。周辺はほとんど戸建てエリアだ。生活環境としては申し分ない環境にある。 価格も安い。市川市は県内でももっとも住宅地として人気が高く、駅近のマンションなら坪単価は200円をはるかに突破する。この物件は、数年前なら土地代がただでも建たないような単価の安さだ。 また、駅近のマンションはともかく、駅北側の住宅地でのマンションの供給は過去 10年にさかのぼってもほとんどない。この希少性も若い世代から熟年層まで幅広い支持を受けた要因の一つだ。 車や自転車を利用する人が多い地域の特性を重視した駐車場や駐輪場の計画もいい。駐車料金は月額500円からと安く、駐輪場も屋根付きだ。市の地区計画に沿って桜並木も整備する。モデルルームの生活提案もいい。
◇ ◆ ◇ 売れ行きのいいマンションを見ることほど嬉しいことはないが、もうひとつ、記者を有頂天にさせてくれたことがあった。現地販売事務所で物件の説明をしてくれたのは長谷工アーベストの若くてかわいい、しかも元気な「佐野つかさ」さんだった。なんと記者と同名ではないか。記者はもちろん「司」で、佐野さんは女性だから「つかさ」なのだが、長い記者生活の中で女性の「つかさ」山と名刺交換したのは初めてだった。年甲斐もなく舞い上がってしまった。 「つかさ」さんも自分の名前を気に入っているようで、ご両親に感謝していた。記者も唯一「司」だけは誰にも負けない名前だと思っている。年齢は3周りも違うのだろうが、二人が結婚したら周囲の人たちはどのように呼んでくれるのだろうと夢想するだけで楽しくなった。
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(牧田 司 記者 2010年11月24日) |