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トーセイ全279戸の「ヒルトップ横濱根岸」分譲開始へ

「Restyling (リスタイリング)事業」の一つ


「ヒルトップ横濱根岸」

 

 トーセイは、日本賃貸住宅投資法人が保有し、東海旅客鉄道の社宅として利用されていた大型マンション「ヒルトップ横濱根岸」の分譲を11月上旬から販売開始する。

 同社が展開する、賃貸マンションや既存ビルを取得し、外観や共用施設、専有部分をバリューアップして区分販売する「Restyling (リスタイリング)事業」の一つで、今回が11プロジェクト目。規模として最大となる。売買契約が7月で、引渡しが9月だから、わずか2カ月での分譲となる。取得価格は51億円。

 物件は、横浜市営地下鉄ブルーライン吉野町駅から徒歩19分(バス便あり)、横浜市磯子区丸山一丁目に位置する3〜8階建て4棟全279戸の規模。専有面積は61〜119平方b、80〜90u台の3〜4LDKが中心、販売価格帯は2600万円台からとなる。竣工は平成2年。施工は熊谷組。1期は55戸、モデルルームオープンは11月13日。販売代理(媒介)は三井不動産販売と三井リハウス湘南横浜。

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 この物件については、モデルルームを見学して詳報するが、バス便ではあるが丘の頂上に位置する良好な環境にあると聞いている。平成2年が竣工だから、おそらく基本性能も高いのだろう。単価も坪100万円台でリーズナブルだと思う。借りの話だが、竣工当時の分譲マンションの相場としては坪250〜300万円はしていたエリアだ。

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 「Restyling (リスタイリング)事業」について、同社常務執行役員・事業専門副統括アセットソリューション事業5部担当の保田良平氏は「『ラフィーネ目黒東山』は戸数4戸の高級賃貸だったが、億ションを含め内覧会に100組を集め1週間ちょっとで完売した。リーマンショック後も金融機関からの融資が止まることはなかった。賃貸に力を入れ、ファンドビジネスも順調だったので、フィーだけで固定費を賄えたのが大きい。

  12月からの来期物件についてもすでに5物件の仕入れを終えている。既存物件でも、違法項目をきちんとチェックし工事も行っているので関係者から支持も得られる。これからも事業の柱の一つとして展開していく」と語っている。

エアーテラスのBEFORE&AFTER

(牧田 司 記者 2010年11月1日)