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 「Tokyo Midtown Award 2010」受賞作品発表

   
「春夏秋冬東京動画絵巻」(左)と 「Tokyo Green dictionary」

 

 東京ミッドタウン(事業者代表:三井不動産)は10月28日、今年で3回目となる次世代を担うアーティスト・デザイナーを発掘する「Tokyo Midtown Award 2010」受賞作品を発表した。応募作品1,711点の中からグランプリ2作品を含む入選作品12点が本日(10月28日)から約半年にわたり東京ミッドタウン プラザ B1F メトロアベニューに展示され、来街者による人気投票「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」も実施される。

 今回のアワードのテーマは「アートコンペ」と「デザインコンペ」の2部門で、アートコンペはアニメーション作品「春夏秋冬東京動画絵巻」(受賞者:きのした がく)、デザインコンペは辞書をモチーフにしたビニールシート「Tokyo Green dictionary」(受賞者:TRsN )がグランプリに選出された。

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 受賞作品は記者も見た。ビニールシート「Tokyo Green dictionary」は間違いなく商品化されても売れると見た。どこかで見たような辞書の外箱に似たケースにビニールシートが収まるようになっていた。シートには緑の歴史や情報、生息している動植物を辞書としてまとめたものだった。

 これはいろいろな場所、用途によって辞書の内容が変えられるのがいい。遠足用、スポーツ観戦用、山登り用、海水浴用、花見用、デート用、求婚用(球根ではなくプロポーズ用。ハンカチではなく、「愛してます」などと書かれたシートを敷かれたら、間違いなく男性はイチコロだろう)、縁切り用、ホームレス用などだ。

 参考までに、最近体験した「bad desiign」を紹介しよう。記者がよく利用する回転すし屋の皿のデザインが一新されていた。すしの値段によって白、黄、緑、茶、銀などに分けられているのは変わらないのだが、外国人の利用客を意識してのことだろうが、皿の中央には富士山と店の名前がアルファベッドでデザインされていた。せっかくのきれいなすしが台無しだと思った…このデザインが売上増につながるとは思えなかった。


展示会場の「東京ミッドタウン プラザ B1F メトロアベニュー」

(牧田 司 記者 2010年10月28日)