モリモト 「ディアナコート代沢」早期完売必至 「ディアナコート代沢」完成予想図 |
先日見学したモリモト「ディアナコート代沢」を紹介する前に、同社の最近のマンション販売状況について触れてみたい。いかに好調な売れ行きを見せているかが分かるはずだ。以下、「物件名」戸数、(販売開始⇒竣工)完売時期の順。 「アールブラン池上」42戸(20年7月⇒21年6月) 21年8月 「ピアース三軒茶屋」81戸(20年4月⇒21年7月) 21年9月 「ピアース二子玉川」24戸(20年4月⇒21年3月) 21年8月 「クレッセント高津レジデンス」82戸(21年1月⇒22年8月) 21年11月 「ピアース尾山台」26戸(21年10月⇒ 22年6月) 21年10月 「アールブラン南馬込」34戸(21年10月⇒22年4月) 21年10月 「クレッセント矢向センティア」98戸(22年1月⇒23年8月) 22年2月 「ディアナコート八雲桜樹」34戸(22年1月⇒23年1月) 22年6月 「アールブラン新百合ヶ丘」58戸(22年3月⇒22年10月) 22年7月 「アールブラン南品川」48戸(22年5月⇒23年6月) 22年7月 「アールブラン西蒲田」41戸(22年7月⇒ 23年10月) 22年9月 「ピアース白金台」42戸(22年6月⇒23年9月) 22年7月 合計12物件、販売戸数はトータルで610戸だ。売れ残りは1戸もない。ご存知のように同社は平成20年11月、民事再生の申請手続きを開始、同21年6月に認可決定した。この間、「アールブラン池上」「ピアース三軒茶屋」などは販売を中断していた。「池上」と「三軒茶屋」の2物件が竣工後に完売したのはこのためだ。これらの物件については、当然ながら価格調整も行っている。 しかしながら、どれも驚くほどの販売スピードだ。大半の物件は分譲開始から完売まで1〜2カ月の間だ。高単価の「白金台」も1カ月だし、近隣には竣工してほとんど売れ残っていた大手の物件もあるにもかかわらず、「八雲桜樹」も半年で完売している。記者が売れ残ると思った「西蒲田」も2カ月で完売したのには驚いた。 大手も含め、これほど供給物件をことごとく早期完売しているデベロッパーは他にないはずだ。ここでは、一つひとつ人気の要因は挙げない。これら15物件のうちほとんどは当欄でも紹介しているので、参照していただきたい。ひとつだけ言うなら「モリモトの物件だから買う」というモリモトファンがかなりいるということだ。 さて、「ディアナコート代沢」。 物件は、京王井の頭線池ノ上駅から徒歩4分、又は京王井の頭線、小田急線下北沢駅から徒歩11分、世田谷区代沢2丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率150%)に位置する地上3階・地下1階建て全39戸の規模。専有面積は54.77u〜103.96u、価格は未定だが坪単価は320〜330万円ぐらいになる模様だ。竣工予定は平成23年9月中旬。設計・監理は長谷建築設計事務所、デザイン監修はウイ・アンド・エフ ヴィジョン(藤原益男氏)。施工は東海興業。販売開始は10月上旬だ。 特徴は、概要でも分かるように駅近の第一種低層のマンションだということだ。売れるか売れないかはともかく、坪単価は350万円から400万円をしてもおかしくないエリアだ。しかも、現地は高台の傾斜地で、1階住戸でも2階相当の高さに位置している。 南向きの70uの3LDKが中心プランだ。随所にライトコートを設置、共用廊下に面した居室の窓はアルコーブの側面に設けることによって住戸のプライバシーを保護している。共用部分・専有部分には天然石をふんだんに用い、明るい高級感を演出しているデザインが特徴だ。 記者が取材した1週間前の段階(モデルルーム公開後2週間)で、すでに約半数に要望が入っていた。販売担当者は「間違いなくすぐ売れる」と早期完売に自信を見せていた。 |
(牧田 司 記者 2010年9月17日) |