積水ハウス「５本の樹」計画　鳥の飛来が２倍に

「新・里山」での小学生の稲刈り

　
　 積水ハウスは１月27日、同社独自のまちづくりの提案「5本の樹」計画に基づき緑化・植栽を行った住宅分譲地の「生き物調査」を検証した中間報告をまとめ発表。鳥の飛来が2倍に増えた団地もあるという報告がなされた。

　株式会社生態計画研究所と共同で実施したもので、同社分譲地の鳥や昆虫などの生息状況を実際に観察し、周辺地域との比較を行うとともに、植栽の成長に伴う生態系の経年変化を分析し、生物多様性の保全効果を検証するもの。平成20年9月に松山市の分譲地で実施した調査を皮切りに、全国6カ所の分譲地で順次調査を始めており、平成21年夏の調査実施を経て今回の発表となった。

　調査結果によると、植栽の成長に伴って鳥の種類が前年度の2倍以上に増加したり、周辺地域よりも分譲地内の生き物の種類が多いことなどの観察結果が得られた。

「5本の樹」計画は、日本の豊かな生態系を育んできた“里山”をお手本に、地域の気候風土に適した在来樹種を中心に植栽する庭づくりの提案。今後も継続して調査するという。

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　記者は、最近は同社の戸建て団地は見ていないが､マンションはよく見学している。モデルルームを見学するより､出来上がったマンションを見学したくなるのが同社のマンションの特徴だ。外構・ランドスケープデザインが素晴らしく、期待以上のものに仕上げてくれるからだ。

外構計画がいい積水ハウス「グランドメゾン日野万願寺」(12/8)