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 東急不動産 平成23年3月期第1四半期決算

「二子玉川」など寄与し増収増益

 

 東急不動産は7月30日、平成23年3月期第1四半期決算を発表。売上高1,082億円(前年同期比4.0%増)、営業利益61億円(同182.8%増)、経常利益44億円(同1,148.0%増)、四半期純利益23億円と増収増益となった。

 セグメント別では、分譲は売上高186億円(同35.8%増)、11億円の営業利益。「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」などが寄与し、たな卸資産評価損も54百万円と前年同期に比べ大幅に減少したことから増益となった。

 マンションの通期売上予想に対する契約済み割合は、期首の44%から63%(同2%増)となっている。6月末の完成在庫はマンションが372戸(22年3月期末)から197戸へ、建売住宅が31戸(同)から5戸へと大幅に減少している。

 賃貸は売上高253億円(同0.6%減)、営業利益69億円(同18.7%減)。6月末の空室率(単体)は2.0%と前期末に比べ一段と改善。

 管理受託は売上高は175億円(同3.7%減)、営業利益12億円(同31.6%増)。

 仲介は売上高80億円、営業損失3億円。売買仲介は、リテールの取扱件数の増加を図るとともに、ホールでは投資市場への対応を強化することにより増収。販売受託においても契約、計上件数ともに好調に推移している。

(牧田 司 記者 2010年7月30日)