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 三菱地所グループ 

住宅事業統合会社の社名は「三菱地所レジデンス」

 三菱地所、三菱地所リアルエステートサービス、藤和不動産の3社は7月5日、住宅分譲事業の統合会社を 2011年1月1日からスタートさせる方針を本年3月に発表したが、統合会社の社名を「三菱地所レジデンス株式会社」と決定した。

 三菱地所レジデンスは、これまでの3社それぞれの強みを活かし、幅広いラインアップを備えて住まいの多様な価値を実現することで、お客様から常に選ばれるサービス・商品を提供していくとしている。また、スケールメリットによるコスト削減、商品企画のレベルアップなどを進め、競争力、収益力を高めていくとしている。本店所在地は東京都千代田区大手町1−6−1大手町ビル。

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 ある程度予想されていたことではあるが、ついに「藤和不動産」の名前が消える。これまで約30年間、同社のマンションを見つづけてきただけにやはり寂しい。2007年からマンションブランドを「BELISTA」に統一したが、これも消えることになりそうだ。

 まだ「藤和」が残っている流通会社の藤和不動産流通サービス、管理会社の三菱地所藤和コミュニティ、別荘の「藤和那須リゾート」も社名から「藤和」が消えることになるのだろうか。

 統合会社には、藤和不動産が得意としてきた第一次取得層向けや郊外型も継続し、なおかつ三菱地所が得意としてきた高級。高額物件のいいところを商品企画に反映させて、他社が真似できないようなマンションを供給してほしい。

(牧田 司 記者 2010年7月6日)