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住友不動産 3月期決算 4期連続で経常1000億円突破

 住友不動産は5月12日、平成22年3月期決算を発表。営業収益は13期連続の増収を確保、営業利益と経常利益はともに2期連続の減益となったが、経常利益は4期連続で1,000億円超を達成した。売上高は7,196億円(前期比3.5%増)、営業利益は1,339億円(同8.5%減)、経常利益は1,004億円(同11.5%減)、当期純利益は526億円(同14.0%増)となった。

 セグメント別では、賃貸事業は既存ビルで空室率上昇の影響などにより売上高2,935億円(前期比48億円減)となった。空室率は前期末の5.1%から8.4%へ上昇した。

 分譲事業は、マンション、戸建、宅地の合計で4,222戸(前期比214戸増)を販売したが、評価損の計上などにより営業利益率が低下、営業減益となった。完成済販売中マンションは1,198戸(前期末比351戸減)と改善。

 完成工事事業部門は、「新築そっくりさん」が受注7,521棟と平成20年3月期の過去最高(7,324棟)を更新。注文住宅も受注棟数が1,779棟と前期比5.5%増となった。

 仲介部門は、取扱件数が前期比7.7%増と過去最高を更新。手数料率の改善により売上高は前期比3.5%の増収、営業利益は経費削減効果などにより同22.9%増と大幅増益となった。

(牧田 司 記者 2010年5月12日)