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大京 3月期決算 マンション大幅減も管理堅調で黒字化

 大京は5月12日、平成22年3月期決算を発表。主力のマンション事業の売上げが大幅に減少したことから減収となったが、不動産管理などストック事業が堅調で黒字化した。売上高は3,183億円(前年同期比9.5%減)、営業利益は90億円(前年同期は440億円の損失)、経常利益は63億円(前年同期は518億円の損失)、当期純利益は63億円(前年同期は564億の損失)となった。

 主力のマンション事業は、売上戸数が5,559戸(前期比1,085戸減)と減少したため、売上高は1,943億円(同 453億円減)となった。また、たな卸資産の評価損を営業原価に67億円計上した結果、20億円の営業損失(前年同期は504億円の損失)となった。

 不動産管理事業は、大京アステージの管理戸数の増加、連結子会社化したオリックス・ファシリティーズとJ・COMSの業績が寄与したことにより、売上高604億円 (同89.1%増) 、営業利益55億円(同55.0%増)となった。

 不動産仲介事業は、売上高84億円(同1.0%減)、営業利益13億円(前年同期は1億円の損失)となった。

 次期の業績見通しについては、売上高2,900億円(同8.9%減)、営業利益125億円(同37.4%増)、経常利益80億円(同25.8%増)、当期純利益70億円(同11.0%増)を予想している。

(牧田 司 記者 2010年5月12日)