野村不動産HD 平成22年3月期決算 減収増益 |
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野村不動産ホールディングスは4月30日、平成22年3月期決算を発表。売上高は4,342億円(前期比3.2%減)、営業利益は392億円(同15.5%増)、経常利益は239億円(同1.1%増)、当期純利益は46億円(同66.2%減)となった。たな卸し資産評価損として56億円、特別損失として営業エクイティ投資の評価損104億円を計上した。期末配当は前期末20円から5円に減配する。 セグメント別では、住宅分譲部門は、「プラウドタワー千代田富士見」「プラウドシティ金町ガーデン」「プラウドタワー稲毛」などを売上に計上。期末完成在庫数は535戸(前期比270戸増)となっている。セグメント全体の売上高は2,590億円(同11.8%増)、営業利益は107億円(同 8.9%減)。 ビル事業部門は、売上高952億円(同5.4%増)、営業利益215億円(同36.9%増)。空室率は前期末の2.6%から4.8%へ上昇した。 資産運用開発事業は、中小規模でありながら大規模ビルと同等の高いクオリティを具備したオフィスビルの開発事業「プレミアム ミッドサイズ オフィス(PMO)」事業で5棟を竣工。売上高361億円(同53.6%減)、営業利益84億円(同16.0%減)。 売買仲介部門は、売上高339億円(同14.6%減)、営業利益26億円(同73.1%増)。売買仲介部門の取扱件数及び取扱高が増加したため。 次期の業績見通しは、売上高4,500億円(前期比3.6%増)、経常利益350億円(同10.9%減)、経常利益180億円(同24.9%減)、当期純利益70億円(同50.2%増)。 |
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(牧田 司 記者 2010年4月30日) |