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中古マンション 安定した売れ行き

野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネットは1月15日、同社が3カ月ごとに実施している「住宅地地価調査」・「中古マンション価格調査」をホームページで公開した。

 これによると、首都圏エリアの住宅地調査地点のうち「横ばい」地点割合が72.9% (前回65.7%) となり、価格横ばい傾向が強まっているとしている。10−12月期の「住宅地地価」は首都圏エリア平均で0.0%(前回▲0.3%)の変動率となり、エリア全域で変動率が±1%以内となった。

 「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で0.3% (前回0.1%) の変動率となった。東京都下では2年ぶりに上昇に転じ、神奈川・埼玉エリアも引続きわずかながら上昇を示した。先行して上昇に転じていた都区部では、地点割合で「値上がり」が8.9%(前回32.9%) 、「値下がり」が25.3% (前回7.6% ) となり、価格調整が行われている様子も見られる。

 また、新築物件の供給減が続く中、中古マンションは安定した売れ行きを見せており、特に中央線沿線では売り物件の不足から吉祥寺を中心として、価格上昇の動きが見られ、神奈川県横浜市金沢区、川崎市、埼玉県浦和区などでも価格強含み傾向が出ているとしている。

 詳細は同社ホームページhttp://www.nomu.com/knowledge/chika/へ。

(牧田 司 記者 2010年1月15日)