新入社員へのメッセージ 「不動産業は、人々に夢と感動を与えられる産業」 三井不動産 岩沙弘道社長 岩沙社長 |
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(あいさつ要旨) 日本が経済成長を遂げるためには、グローバルな都市間競争に勝ち、世界中の人々が「働きたい、住みたい、訪れたい」と思う魅力的な都市づくりが必要です。また、環境の視点から、都市構造を「低炭素型」「循環型」に変えていくことも重要となっています。 不動産業界は、これまでもこの分野で大きな役割を果たしてきましたが、「新しい国づくり」へ向け、我々に期待されるものは大きく責任も重大です。 三井不動産グループは、「&マーク」に象徴される「共生・共存」「多様な価値観の連携」と、「進化と価値創造」を経営理念と定め、都市開発において地球環境との共生を目指す環境コミュニケーションワード「& EARTH(アンド・アース)」を策定しています。 こうしたビジョンを実現するため、長期経営計画「新チャレンジ・プラン 2016 」を推進しており、幅広い「くらし」のニーズへ応えること、都市再生の進化・発展、環境への取組強化等を進めています。また、これらに加えて、成長著しい東アジア、特に中国での新規事業に着手するなど、新たな成長戦略の確立を目指しています。グループ内の意識改革・人材の育成を進めながら、 2016 年には、グローバルなフィールドでの「不動産ソリューション・パートナー」へ進化したいと思います。 ここから、皆さんが三井不動産グループの一員として活躍するために、心掛けていただきたい点をお話します。 まずは、「自立した個人」になるということです。今後は、「自立した個人」が、「会社のビジョン」に「自らの志」を重ね合わせて「自己実現を果たしていく」ことが重要になります。 二つ目は、常に「ポジティブな発想」で臨むということです。不透明な状況下ではありますが、ポジティブ思考で「問題の本質的な部分」を徹底して考え、打開策を見出し、行動に移すことが大切です。 三つ目は、「自立した個人」として「ポジティブな発想」で臨むためには、「心と体の健康」が必要です。常に心と体の健康を保てるよう、十分な自己管理を心掛けてください。 四つ目は、「社会人としてのコモンセンスを持つ」ということです。「やって良いことと、悪いことを見極める」、「おかしいと思うことは正す」といった、ごく当たり前の常識が重要です。 その次は、「幅広い視野を持つ」ということです。自らの可能性を伸ばしていくためには、「好奇心」、「ネットワーク力」、「感性」が必要です。社内外、世代を問わず、「人との交流」、「出会い」を大切にし、人間の幅を広げていただきたいと思います。また、「幅広い視野」と間連しますが、グローバルな視野とセンスは、今後、必要不可欠なものなりますので、グローバルな視点から「アンテナ」を張り、自己研鑽を絶えず心掛けていただきたいと思います。 最後は、コンプライアンスの重要性です。コンプライアンスは、皆さんの行動の基本指針にしてください。法律・規則は守るべき最低限のルールであり、その精神に反する行為も許されないことを肝に銘じていただきたいと思います。 私は、不動産業は社会的意義が大きく、人々に夢と感動を与えられる産業だと思っています。どうか、持てる力を存分に発揮し、自己研鑽を積んで、自らを成長させ充実した人生を送っていただきたいと思います。 |
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(牧田 司 記者 2010年4月1日) |