大正解の初の「男子専科マンション購入セミナー」 女性のための快適住まいづくり研究会 男子専科マンション購入セミナー&モデルルーム見学会」 |
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小島さんは「マンション購入はパスポート=B老後の安心はもちろん、女性にももてるし社会人としての信用力が違ってくる。皆さん、パスポートを手に入れましょう」と呼びかけた。 セミナーが終了した午後8時からは湾岸マンションの見学ナイトツアーに全員が出かけた。 ◇ ◆ ◇ 当欄既報のように、記者はこの会の開催に歓迎もし、大きな期待もかけている。独身の女性同様、独身男性も居住性が優れた住宅に住むべきだし、老後の住まい確保のためにも分譲マンションを積極的に購入すべきだと思っているからだ。 どのような独身男性が集るか興味津々だった。同社関係者から聞いたプロフィールを紹介しよう。 年代は20歳代から40歳代まで幅広く、実家に住んでいる人が約4割、残り6割は賃貸住まいだ。これは独身女性と変わらず、「いずれは結婚したい」という結婚願望を持っているのも独身女性と同じだという。 大きく異なるのは頭金の額だ。年収は同会に入会している独身女性より高い一方、頭金はほとんど200万円以下(3,000万円を用意している人もいたそうだが)だった。頭金として1,000万円ぐらい用意している独身女性と大きな違いだという。 熱心に話を聞いたりメモを取ったり、弁当を平らげるひとがほとんどだったのもやや女性と異なる点で、「独身女性との交流会を開いて欲しい」という要望が多く寄せられたことにも関係者は驚いていた。 ◇ ◆ ◇ 記者が驚いたのは、小島さんの講話中での「むさくるしい。息が詰まりそう」という声の連発だった。独身男性ばかりを前にして話をするのは初めての小島さんは真顔でそう語った。 木村社長や普通の男性講師なら間違いなく大ブーイングだろう。しかし、参会者から苦笑こそ漏れたが、反発する様子は見られなかった。参加者のやや歳の離れたお姉さん≠フ小島さんの話が説得力を持っているからだろう。木村社長がどちらかといえばオーソドックスな話をされ、小島さんが質問に答える形のセミナーは理解されるのではないだろうか。 参加者の数人に感想も聞いた。参加のきっかけは友人・知人の勧めがほとんどで、「ツイッター」という人もいた。酒やギャンブルなどに浪費する人はいなく、車やカメラなどの趣味にお金を注いでいる人が目立った。マンション購入を前向きに考えているという印象も強く受けた。 小島さんによると「独身女性の方は車などほとんど持っていない。男性に乗せてもらうか、交通手段を利用する」とのことだが、記者も「車を捨てろ」といいたい。車を捨てれば、それだけ居住性が優れたマンションを購入できる。 ◇ ◆ ◇ 会は大正解だったと思う。アンケートに寄せられた声を分析し、その声に応えるようなセミナーにすれば、独身男性がマンションを購入する大きな動きをつくり出せると確信した。課題は、いかにマンション購入に無関心な独身男性に関心を持たせ、足を運ばせるかということだろう。 同社には是非とも継続して開いて欲しい。今後の展開としては独身男性と独身女性を引き合わせる合コンもいいのではないか。ひょっとしたら同社は仲人業も展開できるかもしれない。
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(牧田 司 記者 2010年3月24日) |