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われわれ不動産流通業界の夜明けがやってきた

三井不動産販売相談役 岩崎芳史氏が語る


岩崎氏

 

 「われわれ不動産流通業界の夜明けがやってきた」――前不動産流通経営協会(FRK)理事長で三井不動産販売相談役の岩崎芳史氏は1月8日に行われた「三井リハウス湘南横浜」の社員総会で来賓として招かれ、このように挨拶した。

 岩崎氏は、まずこの1年間を振り返り、「世界の中で現在もっとも元気なのは中国で、わが国ではユニクロがクローズアップされているが、われらが不動産流通業界も既存住宅流通量が新築住宅の流通量を上回るという歴史的な出来ことが起こった」と述べた。

 昨年1年間の既存住宅流通量も新築住宅の流通量もまだ確定していないが、岩崎氏は「既存住宅は取引件数が増えており、2009年は50万戸弱に達した模様で、一方、新築住宅は着工戸数の激減で47万戸程度だろうと推測される。私は、不動産流通経営協会(FRK)の理事長を務めていた昨年、既存住宅流通量が新築住宅の流通量を近い将来上回るという報告・提言を行ったが、これほど早く既存住宅が新築住宅を上回るとは思っていなかった。まさに不動産流通業の歴史的な夜明けがやってきた」と語った。

 三井リハウス湘南横浜についても「このような光り輝く歴史的な転換期を迎え、さらにチャンスが広がる。皆さん一人ひとりがさらに切磋琢磨されて光り輝き、不動産流通のプロとして成長していただきたい」とエールを送った。

(牧田 司 記者 2010年1月14日)