住友不動産 フラッグシップ賃貸マンション 「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」竣工 「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」 |
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契約者の3分の1が外国人 外国人のうち半分は中国人 住友不動産は3月4日、このほど竣工した同社の高級賃貸マンションシリーズラ・トゥール≠フフラッグシップとなる44階建て全842戸の「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」の内覧会を報道陣向けに行った。 同物件は、東京メトロ丸の内線西新宿駅から徒歩6分、都営大江戸線都庁前駅から徒歩5分、新宿区西新宿6丁目に位置する44階建て全842戸の規模。募集住戸の専用面積は約49〜305平方b、月額賃料は240,000〜2,300,000円。坪当たり賃料は平均で17,000円。設計は日本設計、施工は鹿島・大成建設共同企業体。 新宿中央公園に隣接。サービスアパートメント、防音室付き住戸、デザイナー住戸、SOHO住戸、ビューバス付き住戸、最上階のペントハウスなどがある。共用施設の充実も図っており、34階のスカイラウンジやゴルフレンジも3ブースある。うち1台は1,000万円もする先進の技術を導入している。普通のゴルフ場でプレイするのと同じぐらいの精度の高いシュミレーターになっているという。使用料金は1時間2,000円。 専用面積が263平方bのペントハウスも公開されたが、天井高は約3メートル、南、東、西側の眺望が望める。フロアは大理石調のタイル張り。勝手口も付いているほか、ドレッシングルーム・バスルームが各2カ所、トイレが他に1カ所ついている。 現在、約3分の1の契約が決まっており、そのうちの15%は外国人で、外国人の半分は中国人とのことだった。 ◇ ◆ ◇ 記者は、億ションも高級賃貸マンションもたくさん見てきた。設備仕様の高さから言えば、このマンションより高いのもたくさん見学した。豪華ではあるが、驚きはしなかった。1室あたりの賃料も、この物件より2倍ぐらい高いマンションもある。 契約者は、もっと外国人の比率が高いのではと思っていたが、リーマン・ショックの影響もあるのだろう。 それにしても総戸数は842戸だ。同社には年間数十億円の賃料収入が入り、入居者の富裕層が街で消費するお金も相当額にのぼるだろう。住宅地としての新宿のポテンシャルを引き上げるのにも大きな力を発揮する。近接するエリアではこの他にもビッグプロジェクトがある。
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(牧田 司 記者 2010年3月4日) |