竹田が奮投¢ナっては猛打賞5打点
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住友不動産 天も地も運にも見放される 試合開始前から振り出した雨の影響で、最後は雨中の乱打戦というより消耗戦。結局、5回まで12−12の同点となり、サドンデスもできないことから大会初のジャンケンにより勝敗を決めることになり、5−3で平和不動産が勝ち残った。住友不動産は試合を優位に進めていただけに気の毒な敗戦。予選敗退が決まった。打席数は双方とも9回分の33打席、打数も仲良く21打数、四死球も同じ12個だった。 試合らしい試合ができたのは3回まで。2−7と5点リードを許した平和の敗色は濃厚と思われた。ところが、最終回の5回、平和の猛攻、というより相手投手の自滅から大量10点を奪い逆転。この回、放った安打は4本で、奪った四死球は8個。10得点のうち7得点が四球の走者だった。 一人で5回を投げきった竹田投手は、泥んこのマウンドに足を取られ12個の四死球を出したが、自ら3安打猛打賞の5打点の活躍。 |
平 和 席打安点 |
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何とも悔やまれる敗戦となったのが住友。3回に5番釜坂の3塁打で逆転。4回には4番天野の3ランで5点のリードを奪ったが、その直後に悪夢が待っていた。お互い様とはいえ、天野投手がその直後に全くストライクが入らなかったのは気の毒だった。 逆転を許した5回裏も5点を奪い同点となり、なおも1死満塁。状況からして住友のサヨナラ勝ちと思えたが、最後のバッターとなった平元の当たりは本塁ベースのわずか数十センチのところで止まった。松本捕手は難なく捕球し、そのままベースを踏み、1塁に送球して併殺が決まった。本来のグラウンドだったら、球はもっと弾んだはず。天も地も運も住友を見放した。 ○山田主将 エエッ、ラッキーでした。次も頑張ります ○冨安 エースの萩野? 彼は今日、ファイナンスの資格を取るため早大大学院の勉強。僕も2年間通いました。結構ハードですよ。夜の6時半から10時ぐらいと土曜、日曜に通いました。経営学修士の資格が取れるんです ●平元主将 若山監督? 若山は総監督でして今日は欠場 10 人目の選手<潟ウタくんに振り回された記者 リュウタくんとお父さん「私に似て、うちでもいつもこんな調子です」(これじゃ奥さんは大変だろう) 住友は9人の選手が守備につくと、ベンチに残されたのは平元主将の息子さん、小学2年生のリュウタくんしかいなくなった。激しい雨でベンチから取材していた記者を、リュウタくんは格好の話し相手に選んだようだ。 早速、リュウタくんは懐柔作戦に出た。「これあげるよ」とミニチョコを出した。遠慮する記者に「大丈夫、3つあるから」(記者は試合が始まる10時から終わる18時ごろまでほとんど水も飲まないが、好意を無にするわけにもいかずもらって食べた) ミニチョコで記者を釣ったリュウタくんは次々と攻勢をかけてきた。記者もおしゃべりだが、リュウタくんの多弁ぶりには脱帽した。1時間半というもの話しかけられっぱなしで、スコアをつけるのも大変だった。以下、リュウタくんとの会話とリュウタくんの独白。 「もう一つあげるよ」「目をつぶって」(結局、血糖が気になる記者は昼食代わりに3個のチョコをもらった)「ゴミはゴミ箱に捨ててね」「僕、何が好き」「くたものでもいい?」「いいよ」「イチゴが好き」「リュウタ、ジャニーズ系だよ」「あのね、おじさんはね、ジャニーズ系って知らないの」「…」「あっ、ボールが落っこちちゃった」「おじさん、一緒に拾おう」「僕、●に住んでいるんだよ」 |
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(牧田 司記者 平成21年6月28日) |