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国分寺崖線に沿う高級住宅街の一角

三菱地所「パークハウス瀬田一丁目」


「パークハウス瀬田一丁目」完成予想図


 三菱地所が先週の土曜日にモデルルームをオープンした「パークハウス瀬田一丁目」を見学した。

 物件は、東急田園都市線・大井町線二子玉川駅から徒歩10分、または東急大井町線上野毛駅から徒歩7分、世田谷区瀬田1丁目に位置する4階建て(建築基準法では地下1階地上3階建て)全14戸の規模。専有面積は62.23〜122.17平方b。価格は未定だが、坪単価は400万円を突破する模様だ。販売代理は三菱地所リアルエステートサービス。施工は北野建設。

 このマンションは、「パークハウス瀬田一丁目」とネーミングされているように、国分寺崖線に沿って連なる高級住宅街の一角にある希少性の高いマンションだ。現地は風致地区にも指定されている。

 敷地は個人の邸宅跡地で、1階部分は駒沢通りから6メートルも高い高台に立地。既存樹のケヤキやサクラなども残される。最上階住戸からは近接する五島美術館の森が見渡せるという。

 設備仕様レベルも高い。設計には、建築家の柴田知彦氏を起用しているほか、住戸デザインは1戸1戸に専属のデザイナーが担当することになっている(14戸のうち8戸が対象)。現地ではモデルルームタイプを担当している蓮見由美氏など6人の女性デザイナーのデザインが紹介されている。

 販売担当者は「現地は風致地区に指定されていますが、風致地区に位置するマンションはそうないはず。モデルルームをオープンした2月21、22日の2日間の感触がとてもよかった。来場者は50〜60歳代の方が中心ですが、元気≠ネ30歳代、40歳代の方もいらっしゃいます。みなさん、こういう時期だからこそブランドを重視されています。『買わせて頂きます』と何人もの方から仰っていただきました」と販売に自信を見せていた。

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 建物と住戸デザインに7人もの建築家やデザイナーを起用していることでも、同社の意気込みが伝わってくるマンションだ。住戸デザインで記者がもっとも気に入ったのは、右京雅子氏によるものだった。クラシックでオーソドックスなデザインだった。

 販売担当者にそのことを告げたら、来場者の一番人気もこの右京氏のタイプだという。本物志向のお金持ちはやはりオーソドックスなものを好むということだろう。

 普通のサラリーマンにはとても手が届かないマンションだが、価格の低い住戸には6000万円台もあるというからDINKSにもお奨めだ。

(牧田 司 記者 2月23日)