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惚れ惚れするデザイン モリモト「ピアース三軒茶屋」


「ピアース三軒茶屋」完成予想図

 惚れ惚れするデザインのモリモト「ピアース三軒茶屋」を紹介しよう。

 物件は、東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩13分、または東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩6分、世田谷区若林3丁目の世田谷通りに面した8階建て全81戸の規模。専有面積は約44〜100平方b、価格は3,300万円台〜9,000万円台、坪単価は254万円。完成予定は平成22年4月末。設計・監理はイクスアーク都市設計、デザイン監修は山本・堀アーキテクツ、キュリオシティ。施工は熊谷組。

 7月からモデルルームがオープンされており、第1期(7戸)の登録申込が9月5日から始まるが、申込希望が多く数倍にのぼるものと見られる。他の住戸も申込が多く、実質的に残りは10戸程度だという。来場者は土・日曜で50〜60組あり、総来場者は300組を突破しているという。

 どうしてこのような人気になるのか。一つは人気沿線の田園都市線で、最寄駅は三軒茶屋駅という立地にある。駅まではやや距離があるが、この一帯の居住者は渋谷駅までバスを利用するのだそうだ。通勤時には 52 本が運行されており、バスレーンも整備されているのでそれほど遅延もないという。マンション前のバス停から渋谷までは18分だ。

 もう一つはコンパクトタイプで、61平方b台で4,000万円台という買いやすさだ。単価的には、安いと思われる関係者も多いだろうが、記者は、徒歩13分のアクセスからして坪250〜260万円というのが妥当だろうと考える。(当欄でも紹介した駅から徒歩9分のオープンハウス「オープンレジデンス三軒茶屋」は坪235万円で即日完売したが、これは割安感があった)

 そして、もう一つはデザインだ。同社のデザインについてはたびたび書いてきたので詳細は省くが、この「三軒茶屋」も惚れ惚れするデザインだ。カラーリングは白が基調で、ところどころにアクセントとしてブラウン、黒なども用いられているが、とにかくシンプルで美しい。そんなに豪華な設備仕様ではないが、ターゲット層の30歳代から40歳代に間違いなく受けそうで、われわれ熟年層でも気に入りそうなものだ。

 デザインは、単に意匠がいいというだけではない。基本性能・居住性についてもいえることだ。基本性能ではスラブ厚200ミリ、二重床・二重天井、逆梁アウトフレームなどを採用しているが、フローリングの遮音等級はL−40だ。

 61平方bの2LDKの間口は約8.35メートルで、居室は全てバルコニー側に面している。 モデルルームになっているプラン(78平方メートル)は、廊下を壁際に設け、もう一方の主寝室からウォークインクローゼット−キッチン−リビングへ抜けられるようにした動線が面白い。浴室、洗面室は廊下側からも主寝室からも出入りが出来るようになっている。

 外観、共用部分のデザインを担当しているのは、圧倒的な人気になった「クレッセント萩中」と同じ山本・堀アーキテクツで、エントランス・室内空間デザインを担当しているのは「クレッセント川崎タワー」と同じキュリオシティのグエナエル・ニコラ氏だ。

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 同社は先週末に抽選分譲した「アールブラン池上」(全41戸、抽選分譲は10戸)を平均約7倍(最高は13倍)、「ピアース二子玉川」(全24戸、抽選分譲は8戸)を平均約4倍(最高は10倍)でそれぞれ即日完売した。圧倒的な人気になったのは価格改定を行ったためでもあるが、これほどの倍率に達するのは驚くべきことだろう。

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 参考までに、「ピアース三軒茶屋」のパンフレットの手提げ袋を紹介しよう。好みもあるだろうが、ターゲット層にぴったりのデザインではないか。

(牧田 司 記者 8月27日)