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圧倒的な人気呼ぶモリモト「ピアース二子玉川」


「ピアース二子玉川」完成予想図


 1 期の一般分譲住戸は数倍から10倍人気へ

 モリモトの再生計画案が認可決定され、マンションの販売が再開されてからほぼ1カ月が経過したが、いずれも売れ行きが絶好調だ。そのうちの一つ「ピアース二子玉川」を紹介しよう。

 物件は、東急大井町線上野毛駅から徒歩7分、または東急田園都市線二子玉川駅から徒歩12分、世田谷区上野毛2丁目に位置する5階建て全24戸の規模。専有面積は約41〜94平方b。8月21日から登録を開始する1期(8戸)の価格は3,450万〜5,850万円(専有面積約48〜70平方b)、坪単価は270万円。完成予定は平成21年9月中旬。設計・監理は四季建設設計事務所、デザイン監修はウィ・アンド・エフ ヴィジョン、施工は松井建設。

 一般分譲に先立って16戸について会員優先分譲が行われており、最高価格住戸8,500万円を除き即日完売。一般分譲住戸についてもすでに全住戸に要望が入っており、同社関係者は登録締め切りの段階で競争倍率は10倍ぐらいになるのではとみている。申込者は、価格が低い40平方b台の住戸はほとんどが単身女性で、70平方b台の5,000万円台の住戸はDINKSが中心という。戸数が少ないとはいえ、驚くほどの人気だ。

 人気の要因は、環境のよさと価格の安さだ。記者は、マンション見学のために何度も現地周辺を歩いている。現地は風致地区にも指定されているように、国分寺崖線の一角に位置しており、樹齢数百年と思われる古木の中に別荘のような邸宅が建ち並んでいる。そのような地域にある。誰もが住みたくなるような地域だ。

 価格も驚くほど安い。二子玉川エリアでここ1〜2年に分譲されているマンションの単価は400万円前後。同社のマンションも当初坪347万円で予定されていたが、市場激変と同社の民事再生申請などにより、冒頭の単価に変更されている。 70 平方b台の住戸だと当初価格より1,000万円以上安くなっている。

 ただ価格が安いというだけでもない。同社のマンション全てにいえることだが、デザイン性が極めて優れていることも無視できない。設備仕様は当初予定されていたもののままで、自然石や突き板の建具・面材がふんだんに用いられている。カラーリングも白を基調に落ち着いたもので、ワイドスパン、腰高窓の多用など、居住性にも配慮がなされている。モデルルームになっている最高価格住戸は、玄関に入ったとたんにこれはいい≠ニ歓声を上げたくなるような出来栄えだ。

 つまり、このマンションには価格に見合う価値∴ネ上のものがある。人気になるのも当然だ。販売を担当している同社ピアース二子玉川マンションギャラリー アシスタントマネージャー小林康宏氏は「土曜、日曜日などは予約が取れない状況。普段はフリーで見学していただいていますが、少し余裕ができるのは月曜日ぐらい」と語っている。

 同社は、この物件のほか「ピアース三軒茶屋」の分譲も開始したが、同じように圧倒的な人気を呼んでいるという。「三軒茶屋」については改めて紹介したい。

  
モデルルーム リビング                  外観(完成予想図)

 

(牧田 司 記者 7月27日)