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 野村不動産幹部が即完≠確信した

「プラウド宮崎台」


「プラウド宮崎台」完成予想図


初めて見た感動もののラクモア

 先日行われた野村不動産ホールディングスのグループ記者懇親会で、野村不動産の鈴木弘久社長も高井基次副社長も担当役員の松本聖二専務も金畑長喜常務もみんな「即日完売する」と語った「プラウド宮崎台」を見学した。

 2年前、坪単価470万円で全306戸の「プラウドタワー千代田富士見」を即日完売した同社の幹部が91戸のマンションが即日完売すると語った。それほど今の市況は悪いということだが、いったい「プラウド宮崎台」はどんな物件か、確認するのが今回の見学の目的だ。

 物件は、田園都市線宮崎台駅から徒歩4分、川崎市宮前区宮崎3丁目に位置する9階建て全91戸の規模。専有面積は約61〜101平方b。価格は未定だが、坪単価は260万円の予定。売主は同社(事業比率80%)のほか施工の東急建設(同20%)。竣工予定は平成21年10月下旬。

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 記者は、マンションを見学するとき、最初にモデルルームを見学する。それから現地を見る。正直に話すと、現地見学を省略するときもある。理由はさまざま。遠かったり時間がもったいなかったりしたときだ。

 今回も先にモデルルームを見たが、先に現地を見ていたら、おそらくプラウド≠ナなくても、二流ブランドでも売れると判断しただろう。それほど恵まれた立地条件にある。

 現地は駅から徒歩4分。いかにも田園都市沿線の街にふさわしいゆったりした銀杏並木が続く四叉路の角地にあった。敷地東側は公園でさえぎるものがなく、南側が角地に位置しており、前方が開けている。マンションとして絶好の立地条件にあった。

 建物はコの字型で、南東向き、南西向き、北西向きの配置になっている。二流ブランドでも売れると判断したのはこのためだ。(ただし、敷地は元東急建設の社宅で、入札ならこの価格で取得できたかどうか)

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 そして、モデルルームの造りが絶好の立地を補強している。記者は、年間10棟以上のプラウドマンションを見学しているので、その設備仕様はよく分かっている。「宮崎台」は郊外物件としては同社の物件の中でも水準以上だと思った。正確にいえば、初めて見るスペックが採用されていた。

 それは“ LUXMORE ”(ラクモア)だった。記者はラクモア≠ネるものを知らなかった。昨年8月、同社がニュースリリースしていることを今知ったのだが、これはスグレモノだ。感動ものといっていい。キッチンの「可動式ニースペース」「フロートライン水栓」「洗面ボウル下収納」などだ。

 現地の販売担当者によると、来場者の多くはこのラクモアにビックリされるようで、見学の滞留時間が長いのが特徴という。

 このほか、白が基調の外観デザイン、扁平順梁と逆梁を併用した構造、大理石張りの逆梁カウンタートップ、ふとん張り壁などの仕様がいい。

 販売は5月2日からで1期約60戸を供給する。現地販売担当者は「現場はもっといけると読んでいます」と語った。「当社は小手先のものなど採用しません」とも語った。

 来場者が多すぎて対応できないため、2週間前から予約制でなくてフリーにする一方(予約だと見学する時間が取れないという意味)で、予定していたチラシ配布を止めたという。果たしてどのような販売結果となるのか楽しみだ。プラウド≠フ強みを再確認した物件でもある。

(牧田 司 記者 4月20日)