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住友林業大坂3ラン 近藤が技あり決勝打

3番手の芝原投手が3回をピシャリ


3ランを放った大坂選手(背番号10)を迎える住林ナイン

1
2
3
4
 
合 計
住友不動産販売

住友林業

 

 

住友不販は惜敗 最終回の同点機生かせず

 住友林業が大坂の3ランと、近藤監督の決勝打で住友不動産販売を破り、4年連続4強入りの実力を発揮した。3番手のベテラン芝原が好投した。住友不販は惜敗。一度は同点に追いついたが、その後は抑えられた。

 住林は2回、この回先頭の5番宮川、6番佐藤が連続三振に倒れたあと、藤原が安打し続く飯田論が四球でチャンスをつくり、9番大坂が右翼超え3ランを放った。

 同点で迎えた5回には、1死後、四球と盗塁で2進した1番松本を2番近藤がうまく右翼前に運び再びリードを奪い、続く遠藤も中堅前に安打し、敵失で3進していた近藤を還し1点を追加した。

 先発の稲田も2番手の柴田も不調で、稲田は3回1死から四球を出したところで降板。2番手の柴田も同点打を許した。しかし、4回から登板した3番手の41歳ベテラン芝原が無失点に抑えた。

住友不販は惜敗。昨年、0−1で敗れているチームとの対戦で雪辱を期したが、あと一歩及ばなかった。

 3点を追う3回、1死から連続四球の走者を1、2塁に置き、4番の主砲前田が中堅越え3塁打を放ち2点を返し、続く健太郎(鈴木)も右翼越え3塁打を放ち同点に追いついたが、後続の2者が三振に倒れた。

 6回の最終回には、安打と四球の走者を2、3塁に置き、一打同点の好機を作り、1番竹島がフルカウントからよく粘ったが最後は三振に倒れ万事休す。

 伊藤投手は1回、2回、5回とも四死球を出した後に安打を浴びた。セットポジションでの投球に課題を残した。3、4回ともテンポよく三者凡退に抑えていただけに悔やまれる。

  
左から住友不販伊藤投手、住林稲田投手

 

住友不販 打安点
F 竹 島3 0 0
E 鈴木聡2 0 0
D 渡辺信2 0 0
A 前 田3 1 2
G 健太郎2 1 1
B 和 田2 0 0
C 末 武3 1 0
H 中 野2 0 0
9  坂 上1 1 0
DH渡辺憲2 0 0
振球犠  ………
7 6 0  22 4 3
……………………
住 林   打安点
E 松 本1 1 0
H 近 藤3 2 1
F 遠 藤3 1 1
D 吉 村2 0 0
5  石 井1 0 0
B 宮 川2 0 0
2  小 川1 0 0
DH 佐 藤2 0 0
A3藤 原2 1 0
C 飯田論1 0 0
4  長 岡0 0 0
G 大 坂2 1 3
振球犠  ………
6 3 0  20 6 5
……………………
投 手回安振球責
伊 藤 5 6 6 3 5
……………………
稲 田 2.1 1 1 3 1
柴 田 0.2 2 2 1 2
芝 原 3 1 4 2 0
本塁打 大坂 3塁
打 前田 健太郎 2
塁打 松本     


住林 大坂


住林 近藤

○近藤監督 柴田が打たれて負けるわけにはいかなかった。ここ一番で力が出せてよかった。大坂は、最近調子がよくなかったので出すか出さないかで迷ったが、よく打ってくれた。彼は新婚3カ月(初回の左翼前といい決勝打といいさすがという技ありの安打を放った。桐蔭学園出身の38歳)

○大坂 ドンピシャリ。1年ぶりに打った。これから仕事です(試合後、大急ぎで着替え球場を後にした。入社以来、俊足巧打の打者として活躍が期待されていたが、最近は不調で9番を打っている)

○芝原 いやぁ、楽に投げようとして却って腕が振れなかった(低めに球威のある速球と変化球を決めた。城西大出身の41歳)

●古賀監督 もう1回(7回の攻撃)やりたかった。負けたからしょうがない

●末武 あれは完全に足に当たっていた(6回、無死一塁から足に当ったと思われる打球がファウルグラウンドから3塁近くでフィールド内に入り、結局併殺打となった場面を振り返り)


好投した住林芝原投手


住友不販前田選手


一度は同点に追いついて沸く住友不販ベンチ

 

 

(牧田司記者 平成20年7月16日)

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