オークラヤ住宅 主砲の引退宣言に花添える トータルハウジングは完封逃れがやっと
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
オークラヤ住宅が快勝。エース小森が安定した投球をみせ、今期で引退を決めている主砲の大高(35)と木暮(36)もそれぞれ安打と打点を挙げた。トータルハウジングは長島の適時打で 1 点返すのがやっと。 オークラヤは初回、4番木暮の適時打で1点、2回には3番大高の2点適時打とパスボールで3点を追加。3回、5回にも加点してリードを広げた。 小森投手は打たせて取るピッチングで3安打9奪三振1失点。 トータルハウジングは5番小林が2安打と気を吐いたが、好投手小森に打線が沈黙。最終回、4番長島の意地の適時打で1点かえすのがやっとだった。
|
オークラ 打安点 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
○小森投手 今年は練習を1回もしていないが、国際武道大卒の大型新人・加瀬が入った。昨年辞められた阿部さんの代わりになる ○木暮&大高 もう歳だし、今年で引退を決めた(ナインからはやめないでコールが起きている) ○加瀬 (期待の大型新人のデビューは力が入ったのか)三振でした ●三上監督 伊東は最後に代打で登場させる(予告通りマネージャーで選手登録もしている水曜ブロック初の女性選手を代打に送る粋な采配をみせた) ●長島 今日は投げない。次は投げる(次戦は日神不動産に決定。かつての豪腕投手がどのような投球を見せるか要注目だ) 「優しく投げて。お願いします」に小森も苦笑 水曜ブロック初の女性選手 伊東は3球三振
この試合でもっとも盛り上がったのはトータルハウジング伊東マネージャーの代打登場の場面だった。 6回裏、トータルの攻撃は1死2塁。得点は1−6。勝敗は決していた。三上監督は、予告どおり3番松脇の代打に伊東を送った。 オークラヤは、ぶつけないように≠ニでも話し合ったのか、小森を中心に内野選手が集まりなにやら協議。小森投手の初球は、ゆっくり放物線を描く山なりの超スローボール。伊東は球速に合わせるようにバットを振ったが空振り。ここで伊東は「優しく投げて。お願いします」と黄色い声で懇願。 小森投手にとって、女性選手から「優しく投げて」と懇願されるのは野球人生の中でおそらく初めての経験だろうが、小森投手は苦笑を浮かべながら、続く2球目も3球目も初球とほとんど同じ球速で同じ軌道を描く球を投げた。伊東も初球と同じ素振りで空振りし、3球三振に討って取られた。 打たせてやれなかった≠フに動揺したのか、小森は次打者の長島に痛打され1点を失った。 この日の小森投手の成績は6回を投げ被安打3、9奪三振、自責点1 . 四死球はゼロだった。トータルの長島は「彼はいい」と小森を誉めていた。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
(牧田司記者 平成20年4月12日) |