RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

 

御堂筋の核となる「淀屋橋三井ビルディング」竣工


「淀屋橋三井ビルディング」

 

 三井不動産は、都市再生機構が施行する「淀屋橋地区第一種市街地再開発事業 ( 大阪市中央区 ) 」の特定建築者として開発を進めてきた「淀屋橋三井ビルディング」が3月28日竣工すると発表した。

 同事業は、敷地を南北に二分し、南側・B棟を「淀屋橋三井ビルディング」として同社と他の地権者が区分所有し、北側・A棟は三井住友海上火災保険が単独で所有する。

 同社は、他の地権者の保有するオフィス床のマスターリース業務(建物の賃借ならびに転貸業務)を受託、淀屋橋三井ビルディング全体の運営管理を行う。

 また、両棟の地下1階から地上2階は一体の商業施設となり、同社は三井住友海上火災保険の持ち分をマスターリースのうえ、自らの持ち分とあわせて、商業施設全体の運営管理を行う。この商業施設は「淀屋橋odona(オドナ)」として平成20年5月30日にオープンする予定。

 同再開発は大阪のビジネスエリアの中心地区に立地し、メインストリートである御堂筋に面するとともに、地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅にも直結している。

 外観は、建物を高層部・中層部・基壇部の3層に分け、素材もガラス・金属・石を組み合わせることにより変化を持たせ、品格のある陰影を持ったデザインとしている。

 A棟(三井住友海上火災保険)、B棟(三井不動産)とも敷地面積は約3400平方b、地下3階地上16階建て。延べ床面積はA棟が約4万6000平方b、B棟が約4万5000平方b。設計・監理は日建設計、施工はA棟が竹中・鹿島・大林・銭高・鴻池・三井住友・フジタ・奥村組土木・ノバック共同企業体、B棟は大林・竹中・大幸・藤木・銭高共同企業体。

 

(牧田 司記者 3月28日)

ページトップへ戻る