RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

 

子育てテーマにバス便のハンディに挑む

東京建物&東電不動産「ブリリア アーブリオ戸塚」


「ブリリア アーブリオ戸塚」完成予想図

 

 東京建物と東電不動産が近く共同で分譲する「ブリリア アーブリオ戸塚」を見学した。

 JR 東海道本線・横須賀線戸塚駅からバス8分、徒歩1分の横浜市戸塚区名瀬町に位置する6階建て全189戸の規模。専有面積は約64〜121平方b、価格は未定だが、坪単価は147万円の予定。竣工予定は平成21年3月上旬。設計・施工は淺沼組。販売代理は東京建物不動産販売。

 販売のネックになるのはバス便ということは両社とも百も承知している。このハンディをどう克服するかが最大の課題だ。ただ、東戸塚や戸塚駅圏はもともとバス便物件が非常に多いエリアで、バス便が致命的になることはない。バスはもちろんタクシーを共同で利用したり、自転車で通勤したりする人が多いエリアだ。

 とはいえ、ユーザーをひきつける魅力≠盛り込まないと早期完売は難しい。そこで両社が打ち出したのがオール電化、子育て支援、収納、居住性能アップだ。

 それぞれは各社が取り組んでいるものだが、子育てファミリーをターゲットにしたプランはなるほどと思わせるものだ。親子3人で就寝できる主寝室−広めのウォークスルークロゼット−コミュニケーションライブラリーの動線もいいし、ホビーリビング、2ウェイキッチン、バギーが収納できる下足入れ…などはユーザーには新鮮に映るはずだ。ミキハウス子育て総研の認定マンションにもなっている。

 両社のブランド力と2000万円台後半から3000万円台半ばの価格の安さ、分かりやすい子育てのテーマ性でどう立地難を克服するか。分譲開始は4月上旬で40戸程度を供給するという。

 

(牧田 司記者 3月27日)

ページトップへ戻る