RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

 

都内有数のきれいな街に立地 

住友不動産他「常盤台ガーデンソサエティ」


「常盤台ガーデンソサエティ」(完成予想図)

 

坪単価250万円 工業系立地だが嫌悪施設はほとんどなし

 先週末から1期2次の申し込み登録が始まっている住友不動産(事業比率50%)・丸紅(同45%)・明豊エンタープライズ(同 5%)の3社JV「常盤台ガーデンソサエティ」を見学した。

 東武東上線ときわ台駅北口から徒歩8分、板橋区前野町2丁目の準工・工業地域に位置する18階建て419戸の規模で、1期2次(20戸)の専有面積は約72〜95平方b、価格は4,580万〜7,580万円 (最多価格帯5,300万円台・5,800万円台 ) 、坪単価250万円。竣工予定は平成21年2月下旬。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は 住友不動産販売、丸紅不動産販売。

 昨年12月からモデルルームをオープン、これまで来場者は約700件、契約済みは60件だ。

 現地は、用途地域が準工・工業地域であることから住環境に難がありそうに思えるが、それらしきものはほとんどない。商業施設やマンションなど住宅化が進んでいるエリアの一角にある。ときわ台駅北口の住宅街は、都内でも有数のきれいな街並みが整備されているエリアとして知られており、この物件も閑静な街並みを通っていける。敷地の隣はスーパー。絶好の立地条件にあるのが、この物件の第一の特徴だ。

 第2は、総合設計制度の採用で容積割増を受けている一方で、広大な公開空地を確保していることだ。地域は建ぺい率60%、容積率200%だが、容積割増によって敷地面積約1万2000平方bに対して延べ床面積は約4万5000平方b(容積対象約3万7000平方b)になっており、戸数も100戸ぐらい増えている。空地率は約58.99%で、建物を道路からかなりセットバックさせて建てており、約8.800本もの緑を植樹している。

 坪単価は高いと思われるかもしれないが、昨年分譲されて人気を呼んだ鹿島建設「加賀ガーデンハイツ」とほぼ同じだし、「ときわ台」の立地を考えればうなずける価格設定だ。

 モデルルームは 2 種類あり、東南角住戸の97平方bのタイプが人気を呼んでいるそうだ。もう1種類の標準タイプは動線がよく工夫されている。タイプ別では62平方b台の小家族向けが人気となっているという。

 現地販売事務所では、竣工完売に自信をみせていた。

 

(牧田 司記者 3月24日)

ページトップへ戻る