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グローバル住販 前場は売り気配で初値付かず

 

初値は公開価格を3割弱下回る7万8000円

 グローバル住販(永嶋秀和社長)が3月19日、ジャスダック市場に上場したが、公開価格10万8000円に対して寄り付きから売り気配で始まり、前場終了時点で値がつかない珍しいケースとなった。値がついたのは後場が始まった12時42分で、公開価格を3万円下回る7万8000円だった。しかし、その後も値を下げ、一時、7万1500円まで売られた。

 ジャスダックによると、前場段階で新規上場株が売り気配で値がつかなかったケースはここ1年間ではないという。東証では昨年2月28日に29年ぶりに東証2部に再上場した永大産業が前場段階で値が付かなかったケースがあるという。しかし、後場では公開価格520円に対して500円の値がついた。

 グローバル住販は上場した当日、今2008年6月期業績予想で、売上高163億円(前期比96%増)、経常利益13億円(同89%増)、純利益7億円(同98%増)としたが、市場は全く反応しなかったということだ。

 株式市場での不動産株は売り一色で半値8掛け2割引き≠ツまり7割引きが当たり前となっている。当欄でも紹介した3月17日に東証2部に上場される予定だった常和ホールディングスは上場を延期している。

 

(牧田 司記者 3月19日)

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