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 「モリシア津田沼」13日オープン 野村不動産HD


「モリシア津田沼」

 

 野村不動産ホールディングスは3月13日、JR津田沼駅南口の複合商業施設「Morisia (モリシア)」津田沼」をオープンさせた。それに先立つ12日、記者団に公開した。

 施設は、ダイエーがキーテナントとして入居していた旧津田沼サンぺデックを平成18年に同社が取得し、大規模リニューアルを施し今回のオープンとなったもの。

 地下1階地上12階建て延べ床面積約93.000平方bの規模で、イオン・ヤマダ電機・ TSUTAYA をキーテナントに全122店が出店。施設コンセプトは『日常のちょっとうれしい≠ェ満載のショッピングセンター』。

 リニューアルに当たっては、駅前公園とルーフガーデンをゆるやかに連続させ、屋外に新設したエスカレータにより施設の回遊性を高め、施設正面にはシンボリックなパーゴラ、夕景に映える光の帯(ライティングウォール)などを設置した。

 施設は野村不動産インベストメント・マネジメントが運用する私募ファンドで再生、ジオ・アカマツが施設運営を担当する。総事業費は250億円。年間売り上げ目標は230億円。野村不動産インベストメント・マネジメントの資産運用残高は約5000億円で、うちオフィス系が2000億円、商業系が2000億円、物流系が1000億円となっている。

駅力・ポテンシャル向上に大きな貢献


メインエントランス部分

 記者は、津田沼駅に降りるのはマンションの取材ぐらいだ。この津田沼駅を中心とする習志野市は、千葉県の中でもポテンシャルのもっとも高いエリアであり、マンションの人気も高い。

 しかし、最近は供給が少なく、ほとんど降りたことがない。平成17年にダイエーが撤退したことも知らなかった。しかし、この施設は以前からよく知っていた。駅前の公園と一体となった文化施設が併設されている立派な施設だと思っていた。

 今回のリニューアルオープンによって、駅力が高まるのは間違いない。現在、再開発が進行中の市川とともに船橋−津田沼−千葉と総武線の駅前の商業施設が線としてつながってきた。どちらかといえば、京葉線に人気を奪われ、地盤沈下気味の総武線の巻き返しに期待したい。

 

(牧田 司記者 3月13日)

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