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 松涛1丁目 品格が漂う野村不動産「プラウド松涛」


「プラウド松涛」完成予想図

 

 ペントハウス住戸は6億円 坪単価1200万円

 昨日は、積水ハウスの「グランドメゾン松涛」の見学会があったが、今日は、野村不動産が分譲している「プラウド松涛」と「プラウド神山町」のモデルルームを見学した。

 モデルルームは現地と異なり、8年前から同社の常設販売事務所になっている「代官山マンションスクエア」だ。

 「松涛」は、渋谷駅から徒歩8分、渋谷区松涛1丁目の第一種低層住居専用地域に位置する地上3階・地下2階建て全21戸。旧都知事公館がすぐ側だ。坪単価は800万円だが、これは坪単価450万円ぐらいの地下部分の住戸が全体の単価を引き下げているためで、地上部分だけだと約900万円という。現在分譲中のペントハウスタイプ(165平方b)は6億円で、坪単価は約1200万円。デザイン監修は内井建築設計事務所、施工は東急建設。

 昨年6月から分譲しており、残りは先の6億円の住戸のみだから、極めて好調な売れ行きを見せている。

 「神山町」は、積水の「松涛」と道路を隔てた対面に位置する地上3階・地下1階建て全18戸。現在分譲中の住戸5戸は専有面積約101〜162平方b。価格は2億1300万〜4億6500万円。坪単価は686万円。デザイン監修は三菱地所設計、施工は東急建設。こちらも販売は順調に進んでいる。完成は今年7月。

 モデルルームは、「松涛」の6億円タイプ(「神山町」も仕様は同じ)。価格だけで言えば、同社は5年前「ザ・ハウス南麻布」で12億円(425平方b)を分譲しているし、バブル期には1戸44億円のドムスマンションも供給されているので驚かないが、このマンションはいかにも億ションらしい品格があった。

 もちろん大理石や自然木がふんだんに用いられているのだが、記者は初めて見るようなものが採用されていた。例えばえもいえぬ表情をしていた建具の面材。立ち木に薬を注入して病気の状態にし、その樹木を桂剥きにしたものだという。ロールスロイスには同じものが使用されているという代物だった。

 壁面の石も、ムサムサムという初めて聞く花崗岩が採用されていた。廊下幅は1.4メートル、厨房は9.98畳大、リビングダイニングは約32畳大あった。

 億ションといえば三井不動産のパークマンション≠セと思うが、その三井不動産を追撃できるのは同社だろうと、このマンションを見て思った。

このモデルルームは2月24日に閉鎖、取り壊し、次に分譲する「元麻布」のモデルルームにするという。

 

(牧田 司記者 2月22日)

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