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フージャース「デュオヒルズつくば竹園」

 1年間で207戸ほぼ完売


完成した「デュオヒルズつくば竹園」


 目が高いユーザーを納得させる商品企画が勝因

 分譲マンションの大激戦地、茨城県つくば市で好調な売れ行きを見せている物件を紹介しよう。フージャースコーポレーション「デュオヒルズつくば竹園」だ。

 つくばエクスプレスつくば駅から徒歩13分、つくば市竹園3丁目に位置する14階建て全207戸の規模。専有面積は約82〜120平方b。中心価格帯は4500〜5000万円。設計は入江三宅設計事務所、施工は安藤建設。分譲開始は昨年2月末で、現在、残りは8戸。来場者は約800組にのぼっている。

購入者の年収は800〜1000万円 駐車場は150%

 現地販売事務所で 同社営業担当者に話を聞いた。

 「つくば駅圏では当社の物件が一番売れ行きがいいと思います。 人気の要因は、教育環境・住環境が大変整った人気の 『竹園3丁目』では初の物件であること。

 特徴としては、周囲は官舎、社宅が多く、購入者の多くが30歳代後半から40歳代と比較的年齢が高いこと。建築について研究されている方も多く、専門的な知識を身につけていないと全然対応できませんので、私自身も非常に勉強になりました。年収も高く、800万から1000万円ぐらいでしょうか。 また車の保有率が高いエリアなので 駐車場は150%確保しました」 

 購入者の年収が800〜1000万円と聞いて驚いたが、立地・基本性能・設備仕様は、高額所得者を満足させるものであるのは間違いない。

 まず立地。駅から徒歩13分というのはやや距離があると思ったが、 現地を見て納得した。 現地は財務省の社宅跡地で、隣接地には赤松の屋敷林に囲まれた大手企業の社宅が建っていた。敷地南側には松、ケヤキ、ヒノキ、クスの大木が植わっており、敷地内にはサワラの既存樹も残されていた。道路を隔てた北側には公園がある。

 住戸プランなど商品企画もいい。建物は南向き中心のL型で、二重床・二重天井。専有面積は平均90平方b台。

 モデルルーム(112平方b)は角住戸タイプで、玄関回りの演出がいい。ポーチ−玄関−シューズインクロークのスペースがたっぷり取ってあり、玄関とシューズインクロークには窓が付いている。8畳大の主寝室にはDENが付き、バルコニーに面した和室は雪見窓&翌フ演出がなされていた。居室・トイレのドア把手は壁面まで後退させ、シューズインクロークの中桟は洗える素材を採用していた。

 日本一の高学歴都市で、1万人以上の研究者が住む同市の特性と需要層のニーズにマッチしたのが成功の要因と見た。

 同社は近く、つくば市内の第3弾「デュオヒルズつくば学園都市」(全234戸)を分譲するが、販売担当者は早期完売に自信満々だった。(この物件については改めて紹介する予定)

 

(牧田 司記者 2月20日)

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