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旧興銀系の常和ホールディングスが東証2部上場へ

 

 常和ホールディングス(鈴木孝夫社長)が3月17日に東証2部に上場されることが決まった。

 同社(旧社名サン・ホテル)は、平成16年3月に常和興産(実質上の存続会社、合併により消滅)、常和ビルディング(合併により消滅)と合併。商号を現社名に変更するとともに、同社は持株会社制へ移行。会社分割で新会社サン・ホテルを新設した。

 同社の法律上の存続会社はサン・ホテル(昭和52年設立)だが、実質的には同35年設立の大商不動産(実質的な存続会社)。同47年に常和不動産に商号変更。ビル賃貸、マンションなどの分譲事業を展開。平成16年にサン・ホテルと合併し、現在に至っている。

 オフィスビル事業(常和八重洲ビルなど)、ホテル事業(ホテルユニゾ)、ゴルフ事業が事業の3本柱。平成19年3月の売上高は128億円。経常利益は26億円。グループ従業員は309名。

 同社は、記者にとって懐かしい♂社だ。昭和50年代からほとんど施工は長谷工コーポレーション(当時長谷川工務店)施工のサンハイツ<Vリーズマンションをたくさん供給してきた興銀系のデベロッパーだった。バブル崩壊後はばったりと供給が止まっていた。

 その後、同社と同じような銀行・証券系のデベロッパーが次々と市場から消えていった。日本ランデッィク、日興不動産、大和土地建物、東洋不動産などだ。銀行系デベロッパーとして苦境を乗り越えたのは野村不動産、興和不動産、日本土地建物と同社ぐらいか。しかしサンハイツ≠フ復活はないだろう。

(牧田 司記者 2月18日)

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