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米・クレセント社の日本初

「グランドホライゾン・トーキョーベイ」


「グランドホライゾン・トーキョーベイ」完成予想図

 

フージャースコーポが販売受託 接客にクレセント社の意向反映

 フージャースコーポレーションが販売受託した、米国・ Cresent Heights (クレセント・ハイツ)の日本進出第一号マンション「グランドホライゾン・トーキョーベイ」を見学した。施工も商品企画もゼファーが進めてきたものだが、クレセント社のアイデアがどれだけ盛り込まれているかに興味があったからだ。

 JR京葉線・武蔵野線南船橋駅から徒歩8分、船橋市浜町2丁目で建設中の22階建て全684戸の規模。専有面積は約70〜126平方b、1期(137戸)の予定価格は2998万〜7998万円(最多価格帯3500万円台、4100万円台、4700万円台)、坪単価は170万円。施工はゼファー。竣工予定は平成20年2月。

 現地は、ゼファー他が2005年に分譲して圧倒的な人気を呼んだ「WONDER BAY CITY SAZAN 」(全1211戸、坪単価130万円)の隣接地。ゼファーが用地取得し、建設を進めてきたものだ。

 結論から言えば、商品企画、設備仕様などはほとんど他のマンションと同じだ。特徴は、「WONDER BAY CITY SAZAN 」と同じように免震工法や電気一括購入システムを採用したほか、最上階にゲストルームなど共用施設を配し、駐車場は自走式100%設置など。

 モデルルームは3タイプで、通常のモデルルームとほとんど同じたった。クレセント社の提案といえば、クロスのデザインや大き目の建具が配されていたことだ。また、126平方bのタイプは高級仕様で、天然素材をふんだんに採用、主寝室が13.5畳大、ゲストルームの洋室として8.8畳大が用意されていた。子ども部屋は設けられていなかった。

 しかし、接客マナーなどはクレセント社の意向が反映されている。お客様に「楽しく来ていただいて、楽しく帰っていただく」というのが基本のようで、来場者にはコーヒー、お菓子などを用意している。お洒落な喫煙ルームもあった。

 また、ごてごてとした物件を説明する張り物≠極力少なくし、フロントもホテル並みの対応をしているのも目に付いた。クレセント社の経営哲学を学ぶため勉強会もかなり行ったようだ。

 お客様の反響も上々で、フージャースコーポレーション営業本部課長・鈴木雄二氏は早期完売に自信を見せていた。

「高いホスピタリティ目指す」ジョーンズ氏

 同社のバリー・ジョーンズ氏に話を聞いた。ジョーンズ氏はアメリカ・ダラス出身で、現在は東京に住んでおり、日本語学校にも通う予定とか。

 日本進出については、「アメリカ以外にもロシア、中国、中東などでコンドミニアム事業を行っており、日本は大きなマーケット。われわれが目指す顧客満足度、ハイクオリティサービスは日本の文化と融合できる」と語った。

(牧田 司記者 2008年2月15日)

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