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これは売れる<Rンパクトマンション 

ニチモ「ヴォアール石神井公園」


「ヴォアール石神井公園」完成予想図

 

 ニチモのマンションをもう一つ紹介しよう。同社のコンパクトマンションブランドヴォアール≠冠した「ヴォアール石神井公園」だ。ヴォアールシリーズは2004年の「日本橋」、2005年の「日本橋人形町」、そして昨年の「新横浜」に続いて4棟目だ。

 「石神井公園」は、西武池袋線石神井公園駅から徒歩2分、練馬区石神井町2丁目の商業地域に位置する15階建て全33戸の規模。専有面積は25.31〜67.04u。坪単価は270〜280万円の予定。竣工予定は平成20年4月末。施工は森組。販売代理は東急リバブル。

 最大の特徴は、ほとんどか南向きの1フロア2戸タイプで南向きということだ。敷地東側は戸建て、西側は空き地になっており、同じような建物が建つ可能性はあるが、南側は道路で抜けているので、将来にわたって日照などの条件が担保されている。


 2タイプとも角部屋タイプで、専有面積はそれぞれ60平方b台と50平方b台。ファミリーには不向きかもしれないが、単身者やDINKSにはぴったりだ。間取りがコンパクトな割には、玄関・ホール、水回りもしっかり造りこみがされている。設備仕様も高い。また、柱の角の面取りをするなど、同社ならではのユニバーサルデザインも採用している。開口部は5〜6カ所ある。

 単価も割安感がある。記者は、立地条件からして坪300万円を突破すると読んでいた。

 ターゲットが、いまもっとも元気≠ネ単身者やDINKSというのもぴったり。これは売れる≠ニ確信した。

 若い人は知らないかもしれないが、同社は昭和50年代から60年代にかけてマルコー、杉山商事などとワンルームマンションの覇権争いをしていた。当時のワンルームと現在のコンパクトマンションはコンセプトが異なるが、コンパクトマンションのニチモ≠ニいわれるような地位を築いて欲しい。この分野の競争は激化するが、需要も尽きない。

(牧田 司記者 2月8日)

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