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護国寺・豊島ケ岡御陵に隣接! 

東京建物「Brillia 護国寺富士見坂」


「Brillia 護国寺富士見坂」(正面の建物)

大げさでない唯一無二≠フ立地 単価は割安の390万円

 素晴らしい借景のマンションを紹介しよう。東京建物の「Brillia 護国寺富士見坂」だ。

 東京メトロ有楽町線護国寺駅から徒歩3分、文京区大塚5丁目に位置する14階建て全25戸の規模。専有面積は約69〜85平方b。価格は7000万円台〜9000万円台(最多価格帯8000万円台)、坪単価390万円。設計・施工はオリエンタル白石。入居予定は平成20年4月末。販売は東京建物不動産販売。

 建物は完成しており、完成販売となるが、1戸1戸眺望を確認しながら買ってもらおうということだ。

 驚いたのは、マンションのすぐ隣に護国寺と護国寺に連なる豊島ケ岡御陵があったことだ。

 これまで護国寺駅圏のマンションは結構見学してきたが、護国寺に隣接したマンションは初めてだ。今年初めには伝通院が見下ろせる東急不動産「ブリリア文京小石川」を見学した。これも素晴らしい借景だが、「護国寺」はスケールで勝る。伝通院が徳川家康の母、於大の方の菩提寺なら、護国寺は徳川5代将軍綱吉の母、桂昌院が建てたという寺だ。豊島ケ岡御陵は、天皇家の墓地で宮内庁が管理している。

 最上階の14階はワンフロア1住戸で専有面積は約85平方b、価格は1億3000万円。護国寺や豊島ケ岡御陵の森が眺められるように2つのスカイバルコニー付きだ。徳川家が経てたお寺と皇室の森を見下ろしてもいいのかと疑問が湧いたが、宮内庁などからの苦情はなかったという。既に申し込みが入っているという。

 その他のフロアは1フロア2戸構成で、全ての住戸から護国寺と豊島ケ岡御陵の森が眺められるようになっている。全住戸とも浴室は窓付き。

 パンフレットには唯一無二∞この場所との出会いを奇跡と呼ばずに何と言うべきだろう≠ニいう仰々しいコピーが踊っていたが、決して誇大広告≠ナはない。後にも先にも、この森を眼下に見下ろせるのはここしかないからだ。

 この立地を生かすべく、設計に工夫を凝らしているのも特徴で、建物の北側は逆梁、南側は順梁工法を採用。仕様レベルも高い。共用部も専用部もふんだんに自然石を用い、建具類はローズウッドのうきづくり仕上げ。サッシは視野選択ガラスを採用。外からの視線が気にならないような配慮もなされている。家具類はカッシーナ・イクスシー社製。

 施工のオリエンタル白石は、橋梁工事に実績がある建設会社で、わが国で初のPC工法によるSI住宅を開発したという。

 記者は、この立地・眺望なら坪単価450万円から500万円でも売れると見たが、単価を聞いて極めて安いと思った。東急不動産「文京小石川」は400万円を超えている。

 販売・抽選は2月下旬だ。このマンションが売れないようでは、先は暗い。

 

(牧田 司記者 2月1日)

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