三井不動産・岩沙社長が経団連副会長に 八面六臂の活躍を期待
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嬉しいニュースが飛び込んできた。三井不動産社長・岩沙弘道氏が日本経済団体連合会(御手洗冨士夫 キヤノン会長)の副会長に大橋洋治・全日本空輸会長、清水正孝・東京電力副社長とともに就任することが1月30日に発表された。気がはやった記者は副≠読み飛ばし、会長就任と読み間違えたほどだ。 というのも、記者は昨年、「有言実行♀竝ケ社長 目標達成に自信みせる」という見出しのホームページ記事(5月10日付)で、次のように書いた。 「同社の今後の舵取りに自信を見せる岩沙社長だが、まさか2016年まで社長を務めることはないだろう。もしそうなれば74歳だ。同社の歴代社長の社長就任年齢と在任期間を下記に記すとこうだ。 故・江戸英雄氏(明治36年7月17日生) 52歳 18年6カ月(昭和30年11月〜昭和49年5月) 18年6カ月にわたり社長を務めた故・江戸氏はともかく、あとの方は11年〜12年だ。岩沙氏も11〜12年とすると『新チャレンジ・プラン 2016』の前半ステージが終了する頃だ。 そこで、岩沙ファンの1人として記者は提案したい。岩沙社長には軸足を社長業(あるいは会長業)から公職に移して頂いて、わが国の国づくり、地域活性化に取り組んでいただきたい。現在、岩沙社長は不動産協会会長のほか、経団連と経済同友会の活動もされているが、いずれかのトップになっていただきたい。バランスがとれた国づくりの旗振り役は岩沙氏が適任だ」 いうまでもなく、わが国の最大の課題は都市と地方の再生・活性化だ。このテーマに真正面から取り組める人は、は岩沙氏を置いて他にいない。問題は、激務に耐えられるかだが、昨年、ご本人に健康について聞いたところ「全然問題ない」という答えが返ってきた。岩沙氏のように美しい声で簡潔明瞭に話される人はいない。 同社には独自のシンクタンク、S&E総合研究所もあるし、しっかりした広報組織もある。支援体制は万全だ。不動産業界はもちろん、建設、金融業界、さらには岩沙氏の出身県・愛知県を中心とする中部経済界からも応援が期待できる。 経団連の副会長は16人もおり、そのメンバーもトヨタ自動車会長、新日鉄社長、松下電器産業会長など錚々たるものだ。今すぐ会長という目はないかもしれないが、まずは副会長として八面六臂の活躍を期待したい。
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(牧田 司記者 2月1日) |
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